ファイターズ
2023/10/20 22:40

2年目右腕の北山亘基が来季へ宣言 「ファイターズのエースになる」 最終目標は意外なあのタイトル

確固たるテーマを持って、鎌ケ谷で体を動かしている北山(撮影・近藤裕介)

2軍施設のある鎌ケ谷で秋季練習中

 日本ハムの北山亘基投手(24)が20日、千葉・鎌ケ谷で秋季練習を行い、「来シーズン、ファイターズのエースになります」と堂々、言い切った。現在、チームの先発投手陣をけん引する加藤貴と上沢は、来季の去就が不透明。「どっちかが抜けても、その穴を埋める、それ以上の活躍ができるように準備したい」と力を込めた。

ルーキーイヤーの昨季は開幕投手 今季は6勝をマーク

 本来、目標を公言するかどうかを慎重に考えるタイプ。それでもあえて言葉にしたのは、相応の覚悟があるからだ。「先発をやる以上は、そこ(チームのエース)を本気で目指さないと。特にこれだけ経験させてもらっているので、そこははっきり言いたいなと思います」

 ルーキーイヤーの昨季は開幕投手を務め、主にリリーフで55試合に登板。今季はシーズン途中から先発ローテに入り、6勝を挙げた。考え、練習し、積み重ねてきたものへの自信が、来季への強い決意に表れている。

予想を上回る成長曲線 「継続して充実したシーズンを送れている」

 プロ入りからの2年間は、自身の想定よりハイペースで階段を上ってきた。「自分の中で、プロに入らせていただくに当たって、2年目が終わる段階くらいには先発として、1、2試合1軍で登板したいなっていう思いがあった。その中で去年から1軍で起用していただいて、いろんな経験をさせていただいて、すごく継続して充実したシーズンを送れている。今年に関していえば、思った以上に早い段階で先発に転向させていただいた。そこは自分ですごいチャンスと捉えて、特に1戦目、(5月4日)の西武戦、ベルーナで投げた試合は、今後の野球人生が懸かっているくらいの気持ちで、全てを懸けて入って、(6回無安打無失点で白星を挙げ)いいピッチングができた」と確かな手応えがある。

課題の特定もプラス すべてを推進力に

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