高校野球
2023/09/27 20:00

北海道文教大附の背番号9・新谷龍矢が1失点完投&決勝打「全道に文教の名を残したい」【高校野球秋季大会札幌支部】

立命館慶祥戦で完投勝利を挙げ、ガッツポーズする北海道文教大附の新谷投手(撮影・十島功)

■秋季全道高校野球札幌支部(9月27日、札幌円山)
▽Aブロック1回戦 北海道文教大附7-1立命館慶祥

立命館慶祥打線を9回7安打1失点

 背番号9がマウンドで躍動した。北海道文教大附の新谷龍矢(2年)が立命館慶祥戦に先発し、9回7安打1失点の完投勝利を挙げた。四回には決勝点となる先制適時打を放つなど打撃でも見せた。札幌支部の開幕戦で夏ベスト8に進出した立命館慶祥を下し、全道大会進出へ大きな一歩を踏み出した。

 最後は気力を振り絞った。6点リードの九回2死満塁。152球目で最後の打者を遊ゴロに仕留めて新谷は雄叫びを上げた。「今まで練習試合をしてきた中でも一番だったと思います。途中から真っすぐもコントロールが付けられるようになってきたので良かったです」と汗をぬぐった。公式戦初登板で見事に9回を投げ切った。

高校入学後、本格的に投手挑戦

 秋季大会直前に評価を急上昇させた。8月中旬の苫小牧中央との練習試合で9回1失点(自責0)と完投するなど結果を残した。本格的な投手挑戦は高校入学後。公式戦の登板経験がないことから背番号1は翁翔琉(かける、2年)に譲ったが、中村亮太監督(35)は「練習試合でも調子が良かった」と新チームの公式戦初戦を託した。

石山主将の助言で2カ月間で制球力向上

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