ファイターズ
2023/09/26 00:05

今季ラスト登板の伊藤大海 駒大苫小牧の先輩・マー君と投げ合いも九回に力尽き10敗目

九回途中で降板し、新庄監督(左)に迎えられる伊藤(撮影・松本奈央)

■パ・リーグ24回戦 楽天9ー1日本ハム(9月25日、エスコンフィールド北海道)

プロ入り後最多139球 熱投も九回に5失点

 日本ハムの伊藤大海投手(26)が25日、楽天戦(エスコンフィールド北海道)で駒大苫小牧高の先輩・田中将大投手(34)と初めて投げ合った。プロ入り後自己最多139球の熱投を見せたが、九回途中に力尽き、10敗目を喫した。

 今季最後のマウンド。持てる力をすべて出したという伊藤の表情は、すがすがしかった。「出し切ったというか、最後出ちゃったかな、というのはありますけど。九回のマウンドに上げてもらったのはすごくうれしかったですね」

新庄監督からの〝激〟に発奮 試合前に突然…

 八回を投げ終えた時点で球数は119球。「七回、ゲッツーになった時に(首脳陣と)一回、話し合って」と、最後までマウンドを譲るつもりはなかった。

 試合前、右翼付近でキャッチボールをしていると、新庄監督が突然やって来て「きょう9回いくよ」と声をかけられた。「びっくりしましたね」と驚かされたが、粋なメッセージに気持ちが奮い立った。
 

試合前、外野でキャッチボールをする伊藤(左)の元へ歩いて行き、声をかける新庄監督

 

あこがれの先輩とマウンドで初競演

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