高校野球
2021/10/29 13:03

クラーク新岡兄弟 守備で魅せるぞ!

札幌ドームで練習を行ったクラークの新岡真輝(左)と弟の歩輝

 明治神宮野球大会に初出場するクラーク高が28日、札幌ドームで練習を行った。九州地区代表と対戦する11月20日の初戦に向け、新岡真輝中堅手(2年)、歩輝遊撃手(1年)の兄弟も人工芝の感触を確かめた。

  新岡兄弟が神宮大会でも堅守を見せる。この日はシートノックや実戦を想定したケース打撃で守備位置につき、天然芝と人工芝の違いを身をもって確認。兄・真輝は「いつもより(ボールが)弾むので、突っ込みすぎないようにしないといけない」と気を引き締めた。
 初優勝した秋季全道大会ではわずか6失点。投手陣の好投もさることながら、センターラインを中心とした野手の好守も光った。高校入学直後の今春から正遊撃手の弟・歩輝は5試合で1失策。今秋からレギュラーの真輝は無失策で守備を支えた。
 青森・弘前白神シニア時代からショートとセンターで試合に出場してきた2人。互いに全幅の信頼を寄せる。歩輝は「センターに守備範囲の広い兄がいるので気持ちが楽。心強い」と強調した。
 降雪などで自校のグラウンドが使えなくなる可能性があるため、11月10日ごろから道外遠征を予定。出発日などの規制がなければ、そのまま東京入りし、初戦を迎える予定だ。真輝は「兄弟で活躍できるように頑張りたい」と意気込んだ。(島山知房)

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