コンサドーレ
2023/09/10 23:50

札幌ルヴァン杯準々決勝で散る・・・ 敵地で横浜Mに逆転許し、4年ぶりベスト4ならず

敗戦にうなだれながらスタンドのサポーターのもとに挨拶へ向かう札幌イレブン(撮影・岩崎勝)

■ルヴァン杯準々決勝第2戦 横浜M3―0札幌(10日、神奈川県・ニッパツ三ツ沢球技場)

対戦1勝1敗も得失点差で敗れる

 北海道コンサドーレ札幌は横浜F・マリノスと対戦し0-3で敗戦。勝敗は1勝1敗で並んだものの2戦合計の得失点差で横浜Mに及ばず、残念ながら準決勝進出を逃した。決勝で涙をのんだ2019年以来となるベスト4入りを目指した札幌。FW小柏剛(25)の劇的ゴールで3-2と先勝した第1戦の勢いを持って敵地へ乗り込んだが、現在リーグ戦2位で得点力はリーグナンバー1の横浜Mの攻撃力に屈し3失点。攻撃陣もチャンスの場面を決めきることができず、得失点差で逆転され悔しい準々決勝敗退となった。

宮澤主将「ビルドアップで前半は問題を抱えていた」

 前半のシュート数は横浜Mの3本に対し札幌7本と倍以上の本数を放ったが、この試合でフル出場を果たしたMF宮澤裕樹主将(34)が「ビルドアップの部分、ボールを動かして崩していく部分で特に前半は問題を抱えていたと思います。後ろのところで勇気を持って前に付けられず、自分たちの動かし方ができなくて流れをつかめなかった」と振り返るとおり、連動した厚みのある攻撃の形をなかなかつくることができなかった。

 守備面では第1戦で温存していた元札幌のFWアンデルソン・ロペス(29)を満を持して投入した横浜MにDFラインの背後に圧力をかけ続けられ、前半32分にMF水沼宏太(33)に先制ゴールを許してしまう。それ以外にも2度ゴールネットを揺らされたが、いずれもVARが介入してゴールが取り消され0-1で前半を折り返した。

課題としている短時間での連続失点が露呈

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