【一問一答】建山投手コーチ 先発した伊藤の態度にカミナリ「イライラしながら投げている様子、残念」

■パ・リーグ23回戦 西武10ー0日本ハム(9月10日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの建山義紀投手コーチ(47)が10日の西武戦に先発した伊藤大海投手(26)に怒り心頭だ。三回途中9安打6失点(自責4)KOの結果に対しては「打たれることは仕方ない」と擁護したが、マウンドでの振る舞いやベースカバーなどの約束事を守らなかった姿勢に苦言を呈した。試合後の一問一答は以下の通り。
―伊藤はどこが良くなかったか
「打たれる、打たれないということを抜きにして、自分にコントロールできないエラーであったり、そういうところを引きずって、イライラしながら投げている様子。ああいうところをもう改善しないと、彼は次のステップに行けないと思っている。そういう点では、僕は残念です。そういうのが、ベースカバーとか、他のカバーリングとか、投手陣全体として絶対やらないといけないところにも影響している。そういうことは常日頃から言っているし、ちょっとベンチから見ていて残念でした」
―先発3本柱の一人として期待しているからこそ
「そうですね。柱の投手だから、どうこうっていうのを抜きにしても、一投手として僕は責任を果たせていないように(見えた)。打たれるとか、そういうのは仕方ないので、そこは残念です」
―試合後に本人と話はしたか
「きょうはね、僕もあんまり登板直後に言う感じではないので、本当によく考えてもらって、彼自身が冷静になった時に、そういう話をして、どういうふうになっていくか見たいです」
―若い投手はそういうことがあるものか
「投げるボールは本当にすごい良いし、チームを背負うピッチャーっていうのは、もちろん分かるんですけど、僕はもうそこができないと、本当にその試合を任せたとはなれないので、そういうところは改善しなきゃならないですよね」
―伊藤は西武に相性が良いが、きょうはシングルヒットが続いた。相手も対策を考えてきたか
「もちろんライオンズもしっかり対策を練って、毎回ライオンズに限らず、どこもやってくるでしょうし、ただまあ、きょうは僕はそういう部分ではなくて、ツーナッシングから、失投もあるんですけど、その失投がどう生まれたかっていったら、僕はやっぱり自分のメンタル面をコントロールできなかったからだと思っているので、全てはそういうところだと思っています」
―伊藤の今後のローテは
「ローテーションピッチャーですから、登板が終われば次を言い渡したりしますけど、きょうに関しては、次の登板はこの日にいくよっていうのは僕は決められないです」
―二回、外崎の打球、伊藤が捕り損ねて二ゴロになったが、投手としては捕れる打球だったか
「もちろん捕れますし、捕っていればダブルプレーというところで、何度も言いますけど、打たれたこともそういうプレーも全ては、単純に捕れなかったという部分だけじゃないと思います」
―金村、根本が2軍で投げている。1軍に上がる予定は
「もちろん、しっかりファームで投げてきているので、もう彼らは準備できていると思いますし、本当にああいう大海のプレーが出てしまうのであれば、むしろどっちかといったらそういう(若い)投手に、もう試合数も少ないですから、チャンスを渡したくなりますよね」