芸能文化
2023/08/31 17:00

パワプロ主題歌でブレークの18歳シンガー・パン野実々美 新曲「夏雨」はラスサビに注目

18歳のシンガー・パン野実々美が道新スポーツでインタビューを受け、札幌大通公園での写真撮影に応じた(撮影・十島功)

道新スポーツに来社

 18歳のシンガー・パン野実々美がプロモーションのため、道新スポーツ編集部を訪れた。2022年にはKONAMIの人気ゲーム「eBASEBALL パワフルプロ野球2022」の主題歌「群像夏」を担当し、一気に飛躍した。8月16日に新曲「夏雨」をリリース。今、勢いに乗っているパン野実々美に注目だ。

高校2年時から活動

 芯のある伸びやかな歌声が、多くの人の心を捉えた。高校2年時の21年にYouTubeで楽曲投稿をするなどして活動を開始した。「昔から本当に歌うことが好きでした。活動を始めて、いろんな方に聴いてもらうようになってから、私の弱点も見えてきて、本格的に取り組んでいくようになりました」。名前は、ふと思い付いたという。「ちょうどパンを食べていたときに思い付きました。パンの耳って何か名前っぽくないかって急に思って」と、そのままパンの耳が由来だった。

「パワプロ2022」主題歌で知名度が急上昇

 そして好機はすぐに訪れた。「群像夏」が22年4月に発売した「パワプロ2022」の主題歌に抜擢された。「まさかでしたね。そのときは高2だったから年代的にもちょうど良かったのかな。本当に巡り合わせ、タイミングが良かったです」と振り返った。反響は絶大で知名度は上昇。同年にオリジナル楽曲6曲をリリースし、初のワンマンライブも開催した。野球場で撮影した同曲のセルフカバーミュージックビデオを同年8月11日に公開。「マウンドに初めて立ったので『ここがマウンドか』と思いました。マウンドで歌って、野球はしてないけど、野球をしている気持ちになりました」。

おかげで野球への興味も急上昇

 そして「パワプロ2022」との出会いを機に、野球に興味が湧いた。「歌わせていただいてから、今はすごい見るのが楽しいです!」とニッコリ。もちろん「パワプロ2022」もやり込んでいる。「オープニング画面で必ず(『群像夏』が)流れるんですけど、本当に歌ったんだと。それからずっとやってますね」。佐賀出身ということもあり、お隣の福岡を本拠地とする球団のファン。「ソフトバンクが勝ったら、スーパーが安くなるので、嬉しかった」と笑った。

初の作詞挑戦は「夏の片思い、初恋」がキーワード

 新曲「夏雨」は夏の恋模様を描いた楽曲で、自身初の作詞にも挑戦した。「改めて作詞の難しさを実感しました。夏の片思い、初恋という感じのキーワードを考えて組み立てていきました。ラスサビに『好きだよ』っていうワードが出てくるんですけど、それに向けて思いを募らせる感じで歌いました」。直近の目標は「今年中にYouTubeのチャンネル登録者5万人を達成できたらいいなと思っています!」と宣言。新進気鋭の18歳シンガーが、アーティストとしての階段を上っていく。

8月16日にリリースされた新曲「夏雨」(提供写真)

■プロフィール パン野実々美(ぱんのみみみ) 2004年10月21日生まれ、佐賀県出身。21年にバーチャルライブ配信アプリ「REALITY」で活動開始。22年に「群像夏」が「eBASEBALL パワフルプロ野球2022」の主題歌に採用された。同年はオリジナル楽曲6曲もデジタル配信リリース、初のワンマンライブも開催した。
 

パン野実々美(提供画像)

あわせて読みたい