ファイターズ
2023/08/23 00:10

【一問一答】プロ初1試合2本塁打の郡司 両手マイクは「カラオケもです」

一回2死二塁、2号2ランを放った郡司(中央)がベンチで迎えられる(撮影・松本奈央)

■パ・リーグ19回戦 楽天2-6日本ハム(8月22日、エスコンフィールド北海道)

 日本ハムの郡司裕也捕手(25)が22日、楽天戦に「6番・DH」で先発し、プロ初となる1試合2本塁打の活躍でチームの勝利に大きく貢献した。試合前、ヒーローインタビュー、試合後の一問一答は以下の通り。


(試合前)

―あした(23日)は甲子園の決勝で母校の仙台育英高と(慶応大出身で縁のある)慶応高が戦う
「それ聞かれたらどうしようかなって、きのうから準備していました。どっち応援しているんですか、どっちが勝つと思いますかって。それは中立ということで。いろんな方向から何か来そうなので(笑)」

―慶応高を受験して入れなかった経験がある。憧れは
「はい。慶応で野球をやりたいなって小っちゃい頃から思っていました。でも慶応は世の中にしたがって高校、大学って分けているだけで、一つの義塾としてやっている。(慶応高の選手も)後輩っちゃ後輩。だから(甲子園の決勝は)僕からしたら全員後輩です」

―仙台育英のここまでの戦いぶりをどう見るか
「対戦相手がことごとくすごいチームで、それにも屈せずにはねのけてきて、洗練されたチームだなと」

―投手陣がすごい
「本当にうらやましいです。僕の時はエース1枚だったので」

―(佐藤世那の他に)百目木投手もいた
「百目木が甲子園で使い物にならなくて(笑)。佐藤世那1枚でやっていたので。今の時代はやっぱエースが複数いないと勝てないと思う」

―甲子園は球場の雰囲気も大事か
「雰囲気と流れが甲子園は大事だと思うので、どっちに味方するのかっていうのはすごい楽しみではありますし、あのとき(自身が決勝に出たとき)は完全に流れが僕たちだったところをやられたので、流れだけじゃない。どっちに流れがいこうが、それを跳ね返すっていうのも見たいですね」

―8年前の自身の経験をふまえて後輩にエールを
「僕から言えるのは最後まで何が起こるか分からないということ。僕の時は九回まで同点で、ホームランを打たれて、スイッチが切れた。最後まで諦めずにやってほしい。最高のカードだと思うので。育英からしたら2連覇がかかっていて、ユニホームの似ている慶応ですし、慶応からしたら100年以上ぶりで、春のリベンジと、見ている側からしたら最高のカードですし、本人たちもすごい燃えていると思うので、盛り上げてくれればいいなと思います」

―後輩から刺激受ける
「とりあえず決勝はあしたなんですけど、きょうは早稲田出身の(楽天の先発)早川くんを倒したいです」


(ヒーローインタビュー)

―勝利を手にした気持ちは
「すごく気分が良いです。ありがとうございます」

―第1打席、早川との最初の対戦で本塁打を狙っていたか
「いえ、狙ってはいなかったんですけど、きのう北海道に来て初めておいしいお寿司を食べまして、いやー北海道良いところだなと思っていたらホームラン打てました。ありがとうございます」

―本拠地では初本塁打
「ホームランバッターではないので、なかなか今後も見られることはそんなにないと思うんですけど、きょう見られたみなさんはラッキーだと思います」

―六回のソロは
「あそこはもう、1発狙っていました」


―あすは母校の仙台育英が慶応と戦う
「すごいことじゃないですかね、これは。実質これは郡司対郡司みたいなところがあるので(笑)、どっちが勝っても郡司が優勝みたいなところがあるので、みなさんもぜひどっちも応援してあげてください、お願いします」

―後輩にエールを
「僕も甲子園は決勝まで行くことができたんですけど、本当に最後まで何があるか分からないと思うので、最後までとにかく一生懸命、楽しくやってもらえたらいいと思います」

―あす以降に向けて
「シーズンも残り少なくなってきたんですが、最後までファイターズも勝ちに貪欲になってやっていくので、みなさん応援よろしくお願いします」


(試合後)

―2発打った気持ちは
「打てると思っていなかったですけど、結果的に甲子園の決勝に出る両校に1本ずつ、エールっていうことでお願いします。個人的な話になってしまいますけど」

―早川とは大学時代に対戦経験がある

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