ファイターズ
2023/08/17 00:05

王柏融 支配下復帰初打席で2点三塁打「頑張ってきた自分に感謝したい」

二回1死一、三塁、王柏融が適時三塁打を放ち、塁上で感情を爆発させる(撮影・桜田史宏)

■パ・リーグ18回戦 ロッテ0-6日本ハム(8月16日、エスコンフィールド北海道)

「8番・DH」で先発出場 二回にいきなり結果出し「心が高ぶりました」

 力強く、リスタートの一歩目を踏み出した。日本ハムの王柏融外野手(29)が16日、エスコンフィールド北海道で行われたロッテ戦に「8番・DH」で出場。1点を先制した二回、なお1死一、三塁の好機で左中間へ2点三塁打を放った。7月末に支配下へ復帰したばかり。今季初打席で結果を残し「心が高ぶりました。すごく気持ち良かったです」と、爽やかに汗を拭った。

 一気に三塁を陥れた王柏融は、塁上で強く両拳を握りしめ、感情を爆発させた。「今年は育成からのスタート。支配下で1軍に上がって、最初の打席でヒットが出て、すごく新鮮な気持ちでした。低迷している状態でも頑張ってきた自分に感謝したいと思います」と、メモリアルな一打の喜びを言葉に乗せた。

昨季は15試合のみの出場で自由契約に

 台湾プロ野球では2年連続で打率4割超を記録し、2017年には3冠王を獲得。数々の輝かしい実績を引っさげて日本球界へ挑戦した。〝大王〟の愛称で親しまれた強打者は、来日1年目の開幕戦からクリーンアップを任されるなど大きな期待を掛けられたが、ポテンシャルを発揮するには至らなかった。昨季は15試合の出場にとどまり、オフには自由契約に。鳴り物入りで入団したスター選手は、育成契約から再出発を図った。

2軍では佐藤打撃コーチが自主練習やメンタルで支え

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