高校野球
2023/07/17 20:00

【プレーバック】全国高校選手権北北海道大会 白樺学園3-1釧路工業(7月17日、旭川スタルヒン)

二回無死一、三塁、適時打を放つ白樺の長出(右)(撮影・宮永春希)

 

 白樺学園が3-1で釧路工業に競り勝ち、準優勝した2017年以来の4強入りを果たした。

 最初に仕掛けたのは釧路工業。一回2死から3番・関裕彩二塁手(3年)が右前打で出塁すると、続く4番・石垣星尚捕手(3年)も右前に運び一、二塁。後続が倒れ得点にはつながらなかったが、チーム全体に勇気を与えた。

 先制は白樺学園。二回、先頭の4番・金丸翼遊撃手(3年)が四球と盗塁で無死二塁。ここで5番・山本海斗一塁手(3年)が右翼戦を破る二塁打で先制。無死一、三塁で7番・長出隆祐三塁手(3年)が中前打で追加点。試合の主導権を握った。

 釧路工業もすぐに反撃し、三回1死から2連打で一、二塁とすると、連続暴投で1点を返したが、四回以降は白樺学園・西村昴浩投手(3年)の前に脱線が沈黙。九回までパーフェクトに抑えられ、逆転の糸口を見いだせなかった。逆に白樺学園は七回に1点を追加し逃げ切った。

 白樺学園の西村投手は被安打4、10奪三振で公式戦初の9回完投。最速は147キロをマークした。


■3安打1打点の白樺学園の長出隆祐主将(3年)

「思ったよりも自分たちの展開に持ち込めなかった。前の試合では下の変化球を振っていた。3安打ともベルトよりも上をうまく打てた」

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