コンサドーレ
2023/06/11 00:30

札幌DF中村 相性の良い鳥栖からリーグ初得点も オウンゴールも献上して悔しいドロー 

前半43分、MF浅野のFKからDF中村(右奥)が最後にヘッドでゴールを決めた(撮影・岩崎勝)

■J1第17節 鳥栖1-1札幌(6月10日、佐賀・駅前不動産スタジアム)

プロ5年目 むかわ町出身の道産子DF

 北海道コンサドーレ札幌のDF中村桐耶(22)が敵地での鳥栖戦に先発し、プロ5年目でうれしいJ1リーグ戦初ゴールをマークした。後半8分には自身のオウンゴールで追いつかれ、結果はドロー。悲喜こもごもの一日となったが、リーグ前半戦で大きな飛躍を遂げたむかわ町出身の道産子DFは、後半戦でのさらなる活躍を誓った。

MF宮澤の折り返しを信じ 「前向きに走り込んでいった」

 待ちに待った瞬間がついに訪れた。前半43分、札幌が敵陣左サイドで得たFK。MF浅野雄也(26)がファーサイドへ入れたボールにDF岡村大八(26)が反応。折り返したボールは大きく浮き上がってしまったが、MF宮澤裕樹主将(33)がゴールラインギリギリの位置から頭で中央に折り返すと、ゴール前で待ち構えていた中村がヘッドでゴール右隅へ流し込んだ。「セットプレーの折り返しの場面で、相手が後ろ向きに対応していたので、自分が前向きに走り込んでいったのが得点に繋がりました。ここ最近、裕樹さんがああいうシーンで折り返してくれるというのが頭にあったので、そこを信じていました。実際にいいボールが来てくれて、得点できて本当に良かった」と得点シーンを振り返った。

 中村にとってはプロ入りから5年、J1リーグ戦出場27試合目でつかみ取った初ゴールだった。「徐々に試合に出られるようになってきている中で、アシストや得点という数字が欲しかったので、今日ひとつ取れたことはすごく良かったです」。

J初ゴールも昨年ルヴァン杯の鳥栖戦 「前からはめに来る相手は剥がしやすい」

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