コンサドーレ
2023/03/08 23:30

札幌DF中村 鳥栖相手に攻守で躍動 敵地での勝ち点ゲットに貢献 ルヴァン杯開幕

後半14分、3バック中央のDF中村(中央)がドリブルで駆け上がり、利き足ではない右足でシュートを放つ(撮影・舘山国敏)

■ルヴァン杯グループステージ第1節 鳥栖0-0札幌(8日、佐賀・駅前不動産スタジアム)

互いに決定機はあったものの最後までゴール割ることできずスコアレスドロー

 国内3大タイトルの一つであるルヴァン杯が8日に開幕し、2019年以来の決勝進出、そして初優勝を狙う北海道コンサドーレ札幌は、敵地でサガン鳥栖と対戦した。前半は互いにチャンスをつくりながら得点を決められず、スコアレスのまま試合を折り返す。後半開始から攻勢に出た鳥栖に押し込まれる場面もあったが、選手交代によって流れを引き戻し、一進一退の攻防は続いた。結局、決定機はあったものの最後まで互いにゴールを割ることができず、0-0のスコアレスドローで試合終了。勝ち点1を分け合った。

今季から背番号6を背負う道産子が、昨季とは違うDF中央のポジションで成長をアピール

 攻守両面で躍動したのが札幌のDF中村桐耶(22)だ。今季から背番号6を背負う、むかわ町出身の道産子が、昨年までとは異なるポジションで好パフォーマンスを見せ、成長をアピールした。

 後半14分、センターライン付近から中村がドリブルで敵陣へ進入すると、一人でそのままゴール前までボールを持ち運ぶ。ペナルティーエリア内から右足で放ったシュートは、惜しくもわずかにゴール左へ外れてしまった。「そこで決められればもっと良かったけど、あそこでチャンスを演出できるのが自分の良さ。機会は少ないけれど、ああいうシーンをつくれたのは良かった」。この日はこのシーン以外にも、敵陣まで持ち上がって配球するプレーがよく見られた。現在はDF登録だが、札幌U-18時代は途中までFWとしてプレー。かつて「札幌のイブラヒモヴィッチ」とも称されていた持ち前の攻撃センスを、敵地のピッチで見せつけた。

あわせて読みたい