【プレーバック】Ｊ１リーグ第１７節　鳥栖１－１札幌（６月１０日、佐賀・駅前不動産スタジアム）

追いつかれての引き分けで試合が終了し、がっくりとした表情でサポーターに挨拶する札幌の選手たち(撮影･岩崎勝）

　北海道コンサドーレ札幌はアウェーで鳥栖と対戦し、１―１で引き分けた。ＦＷ菅大輝（２４）を累積警告の出場停止で欠き、前半２４分には小柏剛（２４）が筋肉系のトラブルにより負傷退場。二つの攻撃のカードを欠いた札幌だったが、いつものようにチームとして前半からボールを支配し、攻撃的に立ち向かった。すると同４３分、ペナルティエリア左手前で得たＦＫで、キッカーＭＦ浅野雄也（２６）からのボールを２度折り返し、最後は中央でＤＦ中村桐耶（２２）が頭で決めて先制。中村はうれしいリーグ戦プロ初ゴールとなった。

　後半は、８分にその中村のオウンゴールで１点を返されたが、チームとして怯むことはなかった。同３３分には直近の天皇杯で得点を決めているＦＷ金健熙（２８）、ＭＦ深井一希（２８）を投入してさらに攻勢に出た。しかし逆にカウンターを食らう場面も増え、一進一退の展開が続く。互いに得点機までは持ち込むものの両者ともに最後まで２点目を奪えず、勝ち点１を分け合った。

　リーグ戦は１７試合を終え、シーズン前半を折り返した。札幌は７勝５分５敗、勝ち点を２６に積み上げ、暫定で７位をキープした。