■６月８日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

おもむろに黄色ビブスを着用　選手たちからは笑顔で迎え入れられ

　４対４のミニゲームに思わぬ人物が飛び入り参加した。練習開始からおよそ１時間半がたち、全体練習が佳境に入っていた中、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督（６５）がスタンドからピッチへと降りてきた。１週間で３試合という過密日程を戦う選手たちへ、間近で指導を行うのかと思いきや、手に持っていた黄色のビブスをおもむろに着用。シューズは履かず、靴下のままフリーマンとして参加した。

　突然の〝現役復帰〟を、選手たちは笑顔で迎え入れた。ＭＦ浅野雄也（２６）が指揮官を相手チームに入れようとして笑いを誘うなど、好調なチームの良い雰囲気を感じられたひとコマだった。

　２、３分程度ピッチでボールを追って退いたが、久しぶりにサッカーに興じたこともあってかご満悦で、観客席から沸き起こった拍手にはにこやかに微笑みながら両手を挙げて応えていた。