ファイターズ
2023/06/04 19:15

《岩本勉のガン流F論》チームのあり方とは実に、人生そのもののようだ

■交流戦3回戦 日本ハム10ー3巨人(6月4日、東京ドーム)

やるべきことを遂行した北山 自身の適時打も好投に拍車

 先発した北山。先頭打者ホームランこそ浴びたが、地に足を着け、自分の役割を果たした。世の中で言うところのクオリティースタート(6回以上で自責点3以内)を披露した。

 リリーフから転向した北山が今、やるべきこと。それは先発としてイニングを稼ぐこと。尻上がりの調子で、結果的に自己最長&最多の7回101球を投げた。先頭打者弾は当然、ガクっとくる。だが、活発な打線が背を押し、一気にピッチングを好転させた。自らのタイムリーも好投に拍車をかけた。

しっかりとバッターと勝負 野手の目にも映っただろう

 打線の援護なくして成立しない尻上がりの投球。逆に投球のリズムなくして打線のバックアップもない。北山はヨーイドンで本塁打こそ打たれたものの、ファーストストライクを取り、ベースの上でしっかりと勝負できていた。「独り相撲にはならない」。「しっかりとバッターと向き合っている」。野手の目にもそう映っただろう。

新庄監督に決断させた六回の一挙4得点

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