駒大苫小牧が2年連続で初戦突破 海外GⅠ優勝ジョッキーと同名・坂井琉晟が15得点【ウインターカップ男子】
第2Q、シュートを決める駒大苫小牧の坂井(左)=撮影・中本翔
■全国高校バスケットボール選手権 第2日(12月24日、東京体育館)
▽男子1回戦 駒大苫小牧94-53米子松陰(鳥取)
B1レバンガ北海道U15出身
駒大苫小牧がベンチメンバー15人全員が出場して、2年連続初戦突破を果たした。B1レバンガ北海道U15出身のSF坂井琉晟(3年)がチーム2位タイの15得点。〝古巣〟の快進撃に刺激を受け、目標とするベンスト8入りへ好発進した。
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控えメンバーも全員出場
大差がついた終盤、ベンチから続々と控えメンバーがコート上でプレーした。能代工業出身の田島範人HC(50)は「(想定していた)失点の範囲内ではもうほんと合格点というか、予定通りだったので良かった。できれば60点ぐらいで抑えたいなと思っていたけど、選手を落としてもそれぐらいで終わったので、良かったんじゃないか」と合格点を与えた。
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理論より根性 ユースよりウインターカップ
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これまでにもBユース出身選手はいたが、レバンガの下部組織からは初めて。坂井は「高校の方がレベルが高い。やっぱりウインターカップに出たいという気持ちと、ユースだと、ユースの大会しか出られない。ユースはどちらかというと理論のバスケット。高校バスケが理論じゃない、っていうわけじゃないんですけど、やっぱりバスケをやるために大事な根性だったりとか、今の世代はそういうのがうるさくなってるんですけど、やっぱりそういうのが結局、根本にないと、バスケットってできない」と、レバンガ北海道U18へは進まずに高校バスケに転向した。
田島HCは「新チームを結成した時に『やっぱりあなたが中心になってやらなきゃダメなんだよ』って話をしていた。やっと本人らしいプレーがきょうは出たんじゃないですかね」と目を細めた。
第1Q、ドリブルする駒大苫小牧の坂井=撮影・中本翔
U18日清食品リーグで好成績
9月から11月にかけて行われたU18日清食品ブロックリーグに参戦。SR渋谷などBリーグの3クラブのU18や強豪校などが入るグループBで6勝1敗で優勝。入れ替え戦進出の権利を獲得した。北海道内ではなかなか対戦することのできないチームと対戦して、この冬に向けてレベルアップを図ってきた。
競馬界で快挙遂げた偉人と同姓同名
競馬の坂井瑠星騎手(28)と同じ読み方の名前だ。「中学生の時に、自分の同級生が名前を調べたりして、坂井瑠星っていう馬に乗る人がいるよ、みたいな。みんな教えてくれました」。坂井騎手は今年11月にアメリカ競馬のGⅠ・BCクラシックでフォーエバーヤングに騎乗して日本勢初制覇。「自分も頑張ります。次もしっかり自分たちのバスケをして、勝ちきりたい」。バスケ界のリュウセイが、勝利を目指してチームの手綱を握る。
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