■パ・リーグ４回戦　日本ハム７－１西武（５月２日、ベルーナドーム）

―相手のミスを見逃さず、手堅く得点を重ねた
「去年から、いろんなことしてきた、経験させてきたことが少しずつですけど成長につながって、こういう試合ができてきている。このままやっていったら必ずね。（息を弾ませ）ちょっとまって。めちゃめちゃ成長していますよ、みんな。ホームランは減ったけどね。こういう得点を取れるチームになってきていますね。伊藤くんもきょうは、前回厳しいことを言いましたけど、マウンドさばきも、テンポも、脱力感も、リリースポイントも、力の抜け方も、でフォアボール1個。気持ちを入れ替えてくれた試合でした」

－五十幡の２盗塁と江越のスクイズで先制点を取った
「セカンドのけん制がないっていうことで、とりあえず五十幡くんには走らせてみようと。で、走らせたらスクイズで先に取らせて、伊藤くんにプレッシャーをかけるじゃないけど、この１点を守り切りなさいっていう意味で。何とか先に点を取るっていう気持ちで試合に臨んだので、あそこはもうスクイズだなって。しっかり決めてくれて。江越くんは毎日、親子ゲームに出てもらおうかな」

－スクイズはフルカウントでも迷いがなかったか

「迷いなく。先に１点を取りたい。これは伊藤くんのための１点ですね」

－五十幡の三盗はサインだったか
「サインです。あれですよ。タイミングを計りなさいと。サードに行っての１点をスクイズで取りたかったっていう」

ー前回の登板後、伊藤にあえて厳しい言葉をかけたのか
「はい。それで変われる選手だと思ってるんで。やっぱり監督のセリフというのは必ず選手は見てるだろうし、そこでどう変われるかで僕が選手の性格を読んでアドバイスの仕方が変わってくるという。僕も勉強で。それが首脳陣の役目というか、それで気付かされて気付かせるという。そこが大事かなと。みんな野球はうまいんでね。良かった～。このまま2勝1敗でいきたいとこですけど、3タテいきたいですね。パ・リーグを盛り上げるためには。この勢いのあるチームが。得点１位になったんじゃない？もしかしたら。まあ、だんだん下がってくるでしょう。これが野球なので。取れる時に取っておこう。これが野球なので」