コンサドーレ
2023/04/23 20:00

札幌が新会社「まちのミライ」設立 三上GM「北海道、札幌に関わる人々を豊かにするのが仕事」

新会社設立記者会見の三上GMと片桐企業グループ代表の片桐大(撮影・松本奈央)

 北海道コンサドーレ札幌が23日、新会社「まちのミライ」設立についての記者会見を札幌ドームで行った。指導者派遣やイベントの開催など、地方自治体の課題解決に貢献する事業を行う。出席した三上大勝GM兼代表取締役(51)は「北海道、札幌に関わる人々を豊かにするのが仕事」と地方創生にも積極的に関わっていく。

 北海道の地方では人口流出が激しく、現在でもスポーツにおける指導者不足や、近隣市町村との交通に悩みを抱えているマチも多い。そして何よりも健康促進は大きな課題だ。その解決策の一端が新会社設立。三上GMは「自分たちのやるべきことを老若男女にわかりやすく伝える。地域の方々にストレートに表現できる社名にさせて頂きました」と説明した。

片桐企業グループとタッグ

 イベントや生活面のあらゆる分野で、レンタルソリューションを提案している片桐企業グループとタッグを組む。カタギリ・コーポレーション株式会社の片桐大代表取締役は「我々はイベントに提供することが多かった。今回は自分たちがイベントを開催して、能動的な活動ができるのが魅力」と参画するメリットを語った。

 資本金は5000万円を想定し、三上GMが代表取締役を務める。最初の3年は自治体からのオファーを中心に課題解決を目指す。その後は「北海道の地域にとって、必要なイベントの運営に僕らがいろんな人を派遣できたり、大会の魅力を発信するようなこともやっていきたい」と三上GM。スポーツクラブの枠組みを超えた取り組みが始まる。