ファイターズ
2023/04/12 23:00

伊藤 WBC組に痛打され今季初黒星 首脳陣からの信頼は揺るがず

五回2死走者なし、近藤に本塁打を許し呆然(ぼうぜん)とする伊藤(撮影・松本奈央)

■パ・リーグ2回戦 日本ハム2ー5ソフトバンク(4月12日、ペイペイドーム)

先発し七回途中5失点に消沈 「もう何もない…ふがいない」

 日本ハムの伊藤大海投手(25)が12日、ソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発し、6回2/3を投げて8安打5失点で今季初黒星。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で共にプレーした元同僚の近藤健介外野手(29)に勝ち越し弾を浴びるなど、「もう何もない…何もないと言ったらアレですけど…ふがいないですね」と悔しさをにじませた。

昨季までの同僚・近藤には全球ストレート勝負 3打数1安打で五回に勝ち越し弾 

 右翼ホームランテラスへ吸い込まれた打球を見つめ、伊藤はマウンドでぼうぜんと立ち尽くした。1-1の五回2死走者なし。1ストライクから近藤へ投じた渾身の151キロをはじき返された。

 頼れる〝兄貴分〟として慕っている先輩との初対戦。本塁打を浴びた第3打席まで、女房役・伏見のサイン通りに全球ストレートで勝負した。一回の第1打席は左飛、三回の第二打席は二ゴロ。第3打席も直球で押したが、2球目を完璧に捉えられ「やりたいことができなかったのが悔しい」と唇をかんだ。

七回には3連続二塁打で3点献上も 建山コーチ「良く投げてくれている」

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