札幌FW中島「ほんま早く点取りたい」 今季初ゴールは地元・大阪で 18日敵地・G大阪戦

〝飢え〟から脱却する―。北海道コンサドーレ札幌は16日、宮の沢白い恋人サッカー場で全体練習を行った。FWF中島大嘉(20)は、ここまでリーグ戦3試合に途中出場、ルヴァン杯1試合にフル出場したが、得点を挙げられていない。「点を取ります」と18日のG大阪戦に向けて、ゴールへの強い意欲を見せた。
「(宮の沢)めちゃめちゃいいっす。ホーム感。落ち着く」
気温6度前後で雨が降る中での練習となったが、中島は「そんなに寒ないでしょ」と一蹴した。それよりも宮の沢に帰ってきたことを喜んだ。「めちゃめちゃいいっす。ホーム感。ほぼ自宅みたいなもんなんで、落ち着く。サポーターの人たちに会えてうれしいです」と笑顔を見せた。
「もう死ぬ。もう餓死する。4試合ノーゴール。くそFW」
開幕から約1カ月が経過。自身のプレー内容には「キャンプから意識してやってきたことは試合でも出せるようになってきている。短い時間でもある程度やれることを見せられる回数は出ていると思う」と一定の手応えをつかんでいる。しかし、リーグ戦、カップ戦ともにいまだ無得点。「それ(得点)に支配されています、24時間。ほんま早く点取りたいっす。もう死ぬ。もう餓死する。公式戦でいったら4試合ノーゴール。くそFW」。生粋のストライカーとして、得点を挙げられなければ気持ちが晴れることはない。
次節は地元・大阪での試合。「親とか兄弟とか友達とかがいっぱい来てくれる。そういう人たちの前でいいプレーして、ゴールを決めたい。どの試合も死ぬほど点取りたいけど、家族の前とかだといつもよりも燃えるところがあります」。ベンチスタートが濃厚だが、流れを好転させるには絶好の舞台となる。
この日のミニゲームでは控え組の左シャドーに位置した。右からのクロスのこぼれ球に詰めて、ゴールネットを揺らした。「ごっつぁんゴールやと見えるんですけど、俺的にはめっちゃいいゴールやった。クロスが上がってくるタイミングで、逆サイドからしっかり詰めたから、あそこにおれた。ああいうのを繰り返しておけば(得点を)取れる」。
G大阪・半田が代表選出「まあいいっすよ。今は」
また刺激を受ける出来事もあった。15日に発表された日本代表メンバーに次節の対戦相手となるG大阪のDF半田陸(21)が選出された。半田とは昨年のU―21日本代表チームで一緒となった。U23アジアカップ2022のU―23タジキスタン戦では半田のアシストからゴールも決めた。「半田陸、A代表入ったでしょ。まあいいっすよ。今は」と巻き返しへ闘志を燃やした。大爆発のときは近い。