野球
2023/03/09 18:15

侍ジャパン・大谷×栗山監督 6年ぶり〝師弟〟タッグでWBCいざ開幕

今年1月6日のWBCメンバー発表会見に揃って登壇した大谷(左)と栗山監督

17年はけがで出場断念 「世界の大谷」となって参戦

 北の大地で育まれた師弟の物語が、再び動きだす。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は3月9日、東京ドームで1次リーグ初戦の中国戦に臨む。3大会ぶりの世界一奪還へ。侍ジャパンの指揮を執る栗山英樹監督(61)は、日本ハム時代のまな弟子で米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)に開幕戦の先発マウンドを託した。

 昨年11月、大谷は自身のインスタグラムでWBCに出場する意思を表明した。日本ハムに所属していた2017年の前回大会は足首のけがの影響で出場を断念。「シーズン中よりお話しいただいていたWBCの出場に関しましては、栗山監督に出場する意思がある旨を伝えさせていただきました」と意気込みをつづった。

まな弟子から突然の着信に指揮官大慌て「交通事故とかあったのかな」

 大谷にとって、栗山監督は「二刀流の生みの親」。世界のトッププレイヤーとなる礎を築き、18年のメジャー移籍後も交流を続けてきた。師弟のルールは「(調子が)いい時は連絡しないし、連絡しなくていい」。指揮官は大谷から出場を表明する電話が来たときのやりとりを苦笑いで明かす。突然の着信に「急だったので何かあったかな。交通事故とかあったのかなとすごく心配だった」と大慌て。相手の用件を聞かずに「いくつか翔平に頼まれていたというか、聞かれていることがあった」と自ら話し始めた。

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