野球
元F戦士のエンゼルス大谷 1974日ぶりとなる日本での実戦で〝驚弾〟2発

三回の第2打席でバックスクリーンへ 体勢を崩されながらもフォークボールを捉えた
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表の米大リーグ、エンゼルス・大谷翔平投手(28)が6日、阪神との強化試合(京セラドーム)に「3番・DH」で先発出場。日本では日本ハム時代の2017年10月9日の楽天戦以来、実に1974日ぶりの出場で、圧巻のショータイムを披露した。
1日に帰国。「時差ぼけで体調100%ではなく」と言うのがうそのようだ。日本ハム時代の応援歌が流れる中、三回2死一、二塁で迎えた第2打席は才木のフォークボールを体勢を崩されながらすくい上げ、右手一本でバックスクリーンへ。「才木投手も素晴らしいボールを投げてくれたので、何とか負けないように」と持ち前のパワーでスタンドに運んだ。
五回の第3打席では左腕から右中間スタンドへ 世界一奪還に向け「もっと大きい声援を」
続く五回の第3打席は再び2死一、二塁。フルカウントから左腕・富田の直球を右中間席へ豪快に放り込んだ。七回の第4打席に代打を送られてお役御免となったが、3打数2安打6打点と大暴れ。ヒーローインタビューでは「まだまだ声援が足りないので、もっと大きい声援よろしくお願いします」と声を張り上げた。3大会ぶりとなる世界一奪還への道筋が見えた大谷の2打席連発だった。