■試合に出る感覚をこんなに早い時期から得られたのはプラス

ー１カ月間を振り返って
「初日から紅白戦があって実戦が多いキャンプだったと思います。結果を求めながら練習量も確保したかったので、そういう意味では自分のペースでしっかりできました」

ーキャンプの収穫は
「去年はこの時期にあまり試合に出ていなかったので、試合に出る感覚をこんなに早い時期から得られたのはプラスかな」

ー今年のキャンプと去年の違いは
「実戦が多いのが一番の変化。練習中の雰囲気も緊張感が出ていた。選手全員が競争意識を持って、この１カ月やってきたと感じています」

■練習試合を含めて勝ち癖をつけようと言いながらやってきた

ーチームはどう成長しているように見えた
「監督、コーチ、選手が毎回、練習試合を含めて勝ち癖をつけようと言いながらやってきた。いい試合が多かったと思うし、勝てたゲームも多かった。オープン戦でも続けてやっていけたら」

ーキャンプを終えて今季への意気込みは
「優勝しか目指さないと監督は言っている。僕たち選手もこの１カ月、その意識でキャンプを過ごした。オープン戦も変わらずその気持ちを持って、開幕戦からスタートダッシュが切れるように。その気持ちで戦っていきたい」

ー昨シーズンは首位打者を獲得。プレッシャーがある中でシーズンをどのような意識で戦う
「試合で『打たなきゃ』って考える自分もいた。変に気負いそうになる瞬間がキャンプでも少なからずあった。そこはいらないな、と凄く思いました。去年は去年なので、あまり気にせず自分らしく一打席、一打席やっていきたい」

■一流選手は重圧や期待に応える準備をして開幕に合わせている

―レギュラーを確約されてのキャンプ。精神的には
「結果を求めている自分と、どっしりしなければいけない自分。その２つが表れていた瞬間が結構あった。やっていて難しさは正直ありました。本当に活躍している選手はみんな、そのプレッシャーや期待に応える準備をして開幕に合わせている。だから一流の選手なのだと感じました。僕もそのレベルに行けるようにと思いながらやっていました」

ー左膝の状態は
「早く完全に良くなってほしい思いは強いですけど、なかなかスッキリしないのが現状です。朝起きて自分でチェックして、このぐらいだったらいけるという基準を決めていた。それがシーズンでも続くと思うと嫌だけど、今は続けるしかない。ケアも例年よりは多いと思うので、早く治ってほしいなと思います」