《SHINJOの信条》ライバルとの戦いが勝ちにつながっている。いいシーズンが送れそう、いや送れます

■オープン戦 阪神6ー8日本ハム(26日、沖縄・タピックスタジアム名護)
―試合を振り返って
「アピールがひどすぎるね、みんな。本当に。2月1日からずっとアピール合戦というか、最後まで続くとは全く思ってなかった。きょうも先に点を取られて、試合に勝つというより、ライバルとの戦いができて、勝ちにつながっているキャンプでした。あと、一番良かったのはこの1カ月、室内での練習がなかった。天気もファイターズの味方をしてくれた。いいシーズンが送れそう、いや送れます」
―きょうは1、2番にルーキー
「あえて同じポジションの選手を代打で使ったり、それも競争心をあおるというか。固定でいくということを去年から言ってたんで、同じポジション、同じ打順で。オープン戦に入って、さらにベストの打順をつくっていくのが僕の仕事だし、その辺は楽しみでしようがない」
―矢沢と江越はスピードも魅力
「速いっすね。守備のファインプレーも大事さは打点1と同じと思ってるので助かってます。外野は2人でもいいぐらいの脚力を持っている」
―清宮にも一発が出た
「きのうのね、ああいう打席(好機で見逃し三振)を切り替えてしっかり振るというね。切り替えができる選手…、またできない選手だし、面白いですね。でも、うまく打ちました」
―万波にも本塁打が飛び出した
「カウント3-1から、しっかり真っすぐを良いポイントで右中間に持っていった。こういう軌道で来るというのをイメージして、次の同じ真っすぐをしっかりと。普通は引っ張りにいきたいところを、あっち(右中間)に持っていった。そういう成長には鳥肌が立ちました」
―金村も2回0封と好投した
「良かったね。投手に関しては建山コーチに聞いてください。あと、江越君が追い込まれてレフト線にうまく。あした雪が降るということで。北海道に帰って(笑)。でもその後がダメなんですよ。また振りすぎた。コンパクトにあそこはね。打ちたい気持ちは分かるけど」
―アピール合戦。チームとして成長を感じたのは
「みんな成長してますよ。昨年はワイワイ言いながら、全員を見なければいけない年だった。今年は絞って。選手はみんな俺の気持ちを分かってると思うし、去年は初めてのキャンプで来年はガチガチでいくと伝えていることはみんな知っているので。今年のね、集中力というか、何時まで練習するのというくらい練習して、体が疲れていると思うんですけど、しっかりアピールをするという。頼もしいし、どんだけ成長してくれるんだというのはありますね」
―いよいよエスコンでの試合が始まる
「球場の雰囲気を早く味わいたい。笑顔で球場を楽しみながらプレーするんだという思いがすごい強いと思うので。そこで練習して感触を確かめている姿を見るのが一番楽しみです」