ファイターズ
2023/01/04 20:00

宮西 新球場初ホールドは俺!「加藤から勝ち星を奪ったろかな(笑)」あわよくば初勝利も?

母校で自主トレを公開した宮西

母校で自主トレ公開「『いつでも登板したるから』って言えるように」

 記念のホールドは俺が獲る! 日本ハムの宮西尚生投手(37)が4日、母校の兵庫・市尼崎高で自主トレを公開し、楽天との開幕戦(3月30日、エスコンフィールド北海道)で、新球場初ホールドを挙げる意欲を見せた。今季の開幕投手は加藤貴に決定済み。プロ16年目を迎えた鉄腕は「ベストは完投」と後輩左腕に期待を寄せつつ、「『いつでも登板したるから』って言えるように、状態良くやっていきたい」と救援登板する自身の姿を思い描いた。

 〝あわよくば〟のたくらみもある。「開幕で加藤から勝ち星を奪ったろかな、転がり込んでこんかな、というチャンスは狙っています(笑)。(新球場の)初勝利をもぎ取ったろうかな」。それでも「先発に勝ちが付いて、ホールドが付く選手に付いて、クローザーにセーブが付いて、試合に勝つのがチームの流れとしては一番いい」と〝雑念〟を振り払い、「加藤に初勝利は譲りますけど、しっかりと1試合目から1軍にいてホールドを挙げられるように、キャンプ、オープン戦から結果を出していきたい」と力強く意気込んだ。

一時は引退よぎるも「プライドは捨てていない」手術経て逆襲の年へ

 通算808試合に登板し、歴代最多の380ホールドをマークしている偉大なリリーバーが、昨季は苦しんだ。24試合に登板し、0勝3敗7ホールド1セーブ、防御率5.66。入団から15年目で初めて50試合登板に届かず、悔しい成績に終わった。一時は引退も考えたが、シーズン中の9月に左肘の手術を行い、現役続行を決断。米を握って握力を強化する練習法「ライスグリップ」を試すなど、地道なトレーニングを積み重ねてきた。

 2023年は逆襲の年だ。狙うポジションは長く主戦場としてきた勝ちパターンの〝八回〟。「これまで数年、ずっとそこをやってきて、プライドは捨てていないし、もう一回そこに戻りたいという気持ちを持って今、練習している。昨年、結果が出なかった分、今年は本当に(キャンプインの2月)1日から結果を求めて、ルーキーのように(結果を)出していかないといけない」と初心に戻り、闘志をみなぎらせている。

ただがむしゃらに「チームの流れなんか関係ねぇ、目の前のバッターを抑えりゃいい」

 年末年始も4勤1休ペースで練習を継続。リハビリは順調に進み、この日はダッシュを繰り返した後、術後初めてブルペンでの投球を行った。捕手を立たせた状態で28球、変化球も交えて腕を振り「1発目にしては上出来。体が動きすぎて、あした筋肉痛がやばいんじゃないかというぐらい」と充実感をにじませた。

 背水の陣で臨む勝負の1年。金子が引退してチーム最年長となったが、あえて周りのことは考えないつもりだ。「チームに貢献したいという思いも、もちろんあります。でも、今年に限っては個人のことだけを考えて、最後はやりたい。がむしゃらに。自分のことしか考えていない。チームの流れなんか関係ねぇ、目の前のバッターを抑えりゃいいんでしょ。極端に言えば、それくらいの思いでやる」。後悔だけはしたくない。なりふり構わず結果にこだわり、新球場で鉄腕復活を証明してみせる。

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