ファイターズ
2022/12/12 19:00

野村 西武から新加入・松岡を大歓迎 ミレニアム世代が旋風巻き起こす

同級生の加入に刺激を受け、鎌ケ谷での自主トレに汗を流す野村(撮影・宮西雄太郎)

高校時代に対戦経験「投手をやったばかりで…」

 ミレニアム世代の躍動が、下克上の鍵を握る。日本ハムの野村佑希内野手(22)が12日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを行った。9日に行われた現役ドラフトで、西武から移籍が決まった松岡洸希投手(22)は、埼玉・桶川西高出身。花咲徳栄高出身の野村は、3年夏の北埼玉大会で松岡と対戦した過去を持つ。不思議な縁に導かれてチームメートになる2人。互いに刺激し合い、同学年の絆を深め、低迷するチームに風を吹き込む。

 史上7校目となる夏の甲子園連覇に挑んだ2018年。最初の対戦相手に、未来の同僚がいた。野村は当時の記憶を掘り起こし、松岡との対戦を振り返った。「夏の初戦だったかな…。球速は138キロぐらい出ていたと思うけど、投手をやったばかりで開花する前。背番号5番だったはずだから。県大会は調子が悪かったので僕は打ってないと思う」。結果は10ー1で花咲徳栄が大勝。無名だった快速球投手の印象は、うっすらとしか残っていなかった。

急成長に感嘆「150近く出る。すごいなって」

 高校球界のスターだった野村は、予選大会を制して甲子園に出場。同年秋のドラフト会議で日本ハムから2位指名を受け、順風満帆にプロ生活をスタートした。一方の松岡はBCリーグ・埼玉武蔵へ。短期間で頭角を現し、翌年のドラフト会議で西武から3位指名された。野村は「球が速くなったと知ったのは(松岡が)プロに入るとき。150キロ近く出るって聞いて、すごいなって。(高卒から)1年で入ったので」と、急成長ぶりに驚かされたという。

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