ファイターズ
2022/12/07 19:20

「読み終えた本をみんなでシェア」2,823 冊を寄贈

14年に開始以降、最多の書籍を寄贈

 日本ハムは7日、読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」の一環で、札幌ドームでの公式戦開催日にファンから提供された書籍(2,526冊)と、チームからの提供分を合わせた2,823冊を一般社団法人「北海道ブックシェアリング」(江別市、荒井宏明代表理事)に寄贈したと発表した。

 球団は「今年は農林中央金庫札幌支店と北海道森林組合連合会にご用意いただいた『特製木製しおり』のプレゼントが大変ご好評で、2014年にこの取り組みを初めて以来、最多の書籍を寄贈することができました」と説明した。

上沢「より多くの地域の読書環境が整っていくことを期待」

 「グラブを本に持ちかえて」の活動の一つである「読み終えた本をみんなでシェア」は、北海道内や東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方沿岸部の読書環境整備を進めている「北海道ブックシェアリング」の活動に共鳴し、〝本があるまちづくり〟のお手伝いができればと、14年にスタート。今回で9年目を迎え、8月3日から9月28日の期間に主催22試合を開催した札幌ドームの総合案内所で引き取りを行った結果、絵本や小説、ノンフィクションなどさまざまなジャンルの書籍が集まった。

 上沢直之投手(28)は球団を通じて「今年もたくさんのファンの皆さんにご協力をいただいて、多くの本が集まりました。皆さんのご厚意に感謝の気持ちでいっぱいです。思いのこもった1冊1冊は、今後北海道ブックシェアリング様を通じて本を必要としている次の方の手に渡り、新たな役割を担っていきます。こうした活動を通じてより多くの地域の読書環境が整っていくことを期待しています」とコメントした。

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