■みやざきフェニックス・リーグ　日本ハム４－０中日（２２日、アイビー）

侍強化試合での登板プランも「自分の持ち味発揮できたら」

　　１年目の畔柳亨丞投手（１９）が、新庄剛志監督（５０）が見守る中、アピールに成功した。宮崎フェニックス・リーグ、中日戦（アイビー）に先発し、３回を投げて１安打無失点と好投した。

　落ち着いたマウンドさばきを披露し、指揮官は「いいっすね！　良かったです」と絶賛。「侍で投げさせたいなっていう気持ちになりました」と１１月５日の侍ジャパンとの強化試合での起用を示唆し、「先発で面白いかなって思った」と計画を明かした。

　お褒めの言葉をもらった右腕は「評価してくれたことは本当にありがたい」と感謝。「（強化試合へ）行くことになったら、日本を代表するいい打者が揃っているので、自分の持ち味を発揮できたらいいと思います」と意気込んだ。

　課題克服へ、ちょっとずつ前進している。新庄監督の助言に沿って、帽子を落とさない新フォームに着手。首の前面にある筋肉「胸鎖乳突筋」を意識した投げ方に、手応えを得ている。

　この日、帽子を落としたのは空振り三振を奪った際の１度のみ。フォーム完成が近づいているが、指揮官は「帽子、飛んでたけどね。頼むよ！って。小っちゃいのを被れと」と、さらなるサイズ変更を要望していた。