冬季スポーツ
2021/09/30 12:16

ロコ・ソラ-レ 12月の五輪最終予選に向けカナダ遠征出発

オンライン会見に応じたロコ・ソラーレの左から石崎、藤沢、鈴木

 来年2月に行われる北京五輪への出場を目指すカーリング女子日本代表のロコ・ソラーレが29日、海外遠征出発前にオンライン取材に応じた。12月にオランダで行われる世界最終予選に向け、カナダで4大会に出場する。

 2大会連続の五輪出場を狙うロコ・ソラーレが国際大会での経験をさらに積み重ね、本番に備える。世界最終予選を見据え、遠征では4大会に出場。各国の強豪チームが集うグランドスラム2大会も含まれる。
 サードの吉田知那美(30)は「勝つことを差し置いて調整に使わないといけない大会もある。そういう部分は落ち着いてチームでやっていきたい」と話した。
 9月の日本代表決定戦では北海道銀行に3勝2敗で勝利。2連敗からの3連勝で代表権を手にした。最終戦直後には激戦を繰り広げた北海道銀行の選手一人一人と握手を交わし「頑張ってきてね」と激励されたという。スキップの藤沢五月(30)は「日本の女子チームの思いも背負って戦わないといけない」と気を引き締めた。
 12月の世界最終予選には9カ国が出場。上位3カ国に北京五輪の出場権が与えられる。平昌五輪銀メダルの韓国や同4位のイギリスなども出場する。厳しい戦いが予想される中、藤沢は「世界最終予選に向けて少しでもレベルアップできるようにやりたい」と意気込んだ。(島山知房)

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