ファイターズ
2021/09/25 15:03

25日先発バーヘイゲン鷹狩り万全 後半戦5試合防御率1.44

日本ハムのドリュー・バーヘイゲン投手(30)がきょう25日、ペイペイドームで行われるソフトバンク戦で先発する。前半戦は故障に苦しみ、不本意な成績にとどまったが、後半戦に入って完全復調。真価を発揮する助っ人右腕が、低迷するチームに大きな白星をもたらす。

 視界良好だ。バーヘイゲンは短い距離のダッシュなどをこなし、前日調整を終えた。悩まされてきた股関節痛が回復。コンディションは万全で「違和感がずっとある中で前半戦は投げていた。今は状態が良くなり、思い切り投げられている。それがここにきていい結果につながっていると思う」と充実感を漂わせた。
 来日2年目の前半戦は2勝6敗、防御率6.13の成績だった。約1カ月の五輪中断期間を利用して治療、リハビリに努め、股関節痛の症状が改善。8月中旬にペナントレースが再開すると、投球内容は好転した。
 後半戦は5試合に登板し、25回を投げて自責点4。防御率は1.44だ。直球の威力が増し、芯で捉えられるケースが明らかに減った。球数やイニングも増え「スタミナに関しては問題ない。長いイニングを投げられる状態にある」とキッパリ。チームトップタイの8勝を挙げた昨季と同様、ローテーションの柱の一人になりつつある。
 新型コロナウイルスがまん延する中、母国アメリカを離れ、日本で暮らしている。ストレスをためないことが重要で「制限があって、いろいろなことはできていないけど、遠征先でコーヒーを買い、公園に行って散歩したり。それぐらいかな」とささやかな一人時間を楽しみ、リフレッシュ。本来の姿を取り戻した右腕は気負わず、平常心でマウンドに上がる。(榎本真之)

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