高校野球
2022/08/03 23:25

甲子園組み合わせ決定 旭大高は第5日第1試合・大阪桐蔭と対決 V候補倒し監督に白星贈る

大阪桐蔭と対戦する旭大高の広川主将(右)は相手校の星子主将とのツーショットでも臆することなく、強豪撃破を心に誓った(代表撮影)

 全国高校野球選手権大会(6日開幕、阪神甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、3年ぶりに参加校が集まって行われた。3年ぶり10度目出場の北北海道代表・旭大高は、第5日(10日)の第1試合で、今春の選抜大会で優勝した大阪桐蔭と対戦する。

広川主将「なんとか相手よりも1点を多く取れれば」

 旭大高に最強の相手が立ちはだかる。広川稜太主将(3年)は「一番当たりたくない相手だったかな。周りは絶対に大阪桐蔭が勝つと思っているけど、粘り強く食らいついてなんとか相手よりも1点を多く取れれば」と、大金星を誓った。

 1993年就任の端場雅治監督(53)にとっては7度目の甲子園で悲願の1勝が懸かる。北海道を出発する前、「(初戦は)3日目、4日目あたりがいい」と話していた指揮官。ほぼ希望通りの日程になった。1日に大阪入りし、2日から練習を開始。対戦相手に関して「情報は全くないが、ただ優勝候補であることに間違いない」と、最警戒する。

 ダブルエースの池田翔哉投手(3年)と山保亮太投手(3年)の両右腕の出来が勝利へのカギとなる。遊撃手の広川主将は「投手がどれだけ最少失点で抑えることができるか。守備もミスは許されない」。現校名〝旭大高〟最後の夏の甲子園に、価値ある1勝を刻み込む。

■大阪桐蔭

(おおさかとういん) 1983年(昭和58年)に大産大高大東校舎として創立し、88年から現校名。普通科のみの私立共学校で生徒数は1843人(うち女子836人)。野球部創部は88年で部員数は64人。2年連続12度目の出場(春は13度)。優勝は夏5度、春4度。主なOBは中村剛也(西武)、浅村栄斗(楽天)ら多数。所在地は大東市中垣内3―1―1。今田悟校長。

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