高校野球
2022/07/17 23:25

樽双葉の病と闘うエース・外村が力投も無念…南大会初勝利届かず

七回、厳しい点差をつけられ捕手の石坂(右)と言葉を交わしながらマウンドに向かうエース外村

▽全国高校野球選手権南北海道大会1回戦 札日大高10ー3樽双葉(17日、札幌円山)

腕や手先にしびれ生じる「胸郭出口症候群」

 南大会初得点は記録したが、無念の初戦敗退となった。エースの外村一翔投手(3年)は今春から患っている「胸郭出口症候群」とも戦いながら投げていた。投手として致命的な腕から手先にかけてのしびれや、力が入りにくくなる病気だ。勝ち越しを許した六回を投げ終え一度降板。その裏には1点差に迫る意地の適時二塁打も放ったが、念願の南大会初勝利には届かず。試合後は「チームを助けることができず、悔しい」と涙した。夢は後輩たちに託す。

あわせて読みたい