コンサドーレ
2022/06/14 23:05

タイの至宝・スパチョークが合流 低迷するチームを上昇気流に乗せる

チームに合流し初練習に臨んだスパチョーク(撮影・西川禎之)

 タイ1部ブリーラム・ユナイテッドFCから北海道コンサドーレ札幌に期限付き移籍したMFスパチョーク・サラチャート(24)がチームに合流し、初練習に臨んだ。チームメートとあいさつを交わした後、全体とは別メニューで軽く汗を流した。いち早くチームになじみ、レギュラー獲得を目指す。

別メニューで初練習 気候も問題なし「涼しい」

 13日に来札した「タイの至宝」は、翌日に早くもチームに合流し初練習した。ボールを蹴りながら、一歩一歩踏みしめるようにジョギングをするなど、軽めの運動で練習初日を終えた。「この時期は暑いと聞いていたが、自分としては涼しい」と、札幌の気候にも問題なさそうだ。

 夢であったJリーグでのプレー。「(コンサドーレでは)楽しくプレーできそう。チャナティップ(28、現J1川崎)の成功はすごいと思うが、プレッシャーにはならない。自分なりの良いプレーをしたい」と、マイペースで臨む。

 前所属チームでは今季、30試合中26試合に出場し、5得点、5アシストを記録し、リーグ優勝に導いた。10代から選出されたA代表では通算18試合に出場し、5得点の活躍。東南アジアの王者を決める2020AFFスズキカップでも〝先輩〟のMFチャナティップと共に、優勝に大きく貢献した。まさに「タイの至宝」と呼ばれるにふさわしい経歴の持ち主だ。

スピードとドリブル強みの攻撃型MF

 自身の強みを「スピードと1対1でのドリブルの強さ」としている攻撃型MFは、早々にペトロビッチ監督の戦術に順応し、チームに貢献する思いでいる。リーグ戦で苦戦を強いられ、落胆ムードの札幌サポーターに、ほほ笑みを与えられるか。巻き返しのキーマンとも言える男に注目だ。

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