ファイターズ
2022/04/29 00:10

野村 14打席ぶり安打が2号ソロ 4番の役割果たす

三回に2号ソロを放つ野村(撮影・桜田史宏)

■日本ハム6ー2オリックス(28日、東京ドーム)

 4番の仕事を果たした。野村佑希内野手(21)が、4-0の三回に左中間席へ2号ソロ本塁打。久々に飛び出した安打が、大きな一発となった。

 4月23日のソフトバンク戦(札幌ドーム)以来、14打席ぶりに「H」ランプをともし、「いろいろ自分の中で、フラストレーションじゃないけど、溜まっているものもあったので、嬉しかった」と喜びを噛み締めた。さらに、五回には2死一塁からセンターへの適時二塁打を放ち、複数安打をマークした。

ビッグボスが精神面のアドバイス

 新庄ビッグボスのアドバイスが生きた。前日27日には、試合中にチャンスが訪れた時のベンチでの気持ちの持ち方などを教えてもらった。守備面でも指揮官の「ファーストでバッティングだけに集中させたい」という意図で、28日は本職の三塁ではなく一塁で先発出場。「サードよりいろいろプレーに絡むことが多いので、ずっといい緊張感でできた」と気分転換になった。

 仲の良い先輩にも刺激をもらった。夜間練習仲間の今川が、4安打3打点2本塁打と大暴れ。「打ち過ぎですよね」と苦笑いしたが、自分のことのように嬉しそうだった。

 先週の仙台遠征では、結果が出ず「死にそうな顔をしていた」という今川を同期の万波とともに励ました。「僕らも沈む時はあるので、お互い助け合えたらいい」。この日の試合前は今川と2人で「しっかりやり返すぞ」と声を掛け合って臨んだという。

 フレッシュな戦力の活躍で、連敗を「4」でストップ。ジェームスこと野村が、29日からのロッテ戦でもチームを勝利に導く。

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