ファイターズ
2022/04/17 23:10

上沢 劇勝呼んだ力投7回0封!朗希に触発「自然と笑っちゃう、みたいな」

これぞエースのピッチング。今季初勝利は逃したが、7回無失点と譲らなかった上沢 (撮影・松本奈央)

■日本ハム1-0ロッテ(17日、ZOZOマリンスタジアム)

BIGBOSSも絶賛「うちの上沢君もね、完璧ですよ」

 エースの力投が勝利を呼び込んだ。今季4度目の先発マウンドに上がった上沢直之投手(28)がロッテ打線を7回4安打無失点に封じ込めた。「チームが最終的に勝ったのがうれしい。内容的にも1安打で勝てているわけだし、すごくいい試合を勝てたなあ、という印象がある」と喜んだ。

 立ち上がりから直球が走っていた。一回、直球で3つの三振を奪い、力強さを印象づけると、二回以降は多彩な変化球を交えながら、相手打者を仕留めていった。

 相手先発の佐々木朗が8回パーフェクトと圧巻の投球を見せたが、上沢が惑わされることはなかった。「僕も点を取られなければ、負けることはないと分かっていた」とまさに有言実行。エースにふさわしい投球を見せた。新庄監督も「うちの上沢君もね、完璧ですよ。安心して見ていられた」と手放しで褒めたたえた。

 20歳ながら圧倒的な姿を見せる右腕に、いつもは湧かない感情が芽生えた。「素晴らしいピッチングを僕も見ていてワクワクした。自然と笑っちゃう、みたいな」と野球人の一人として、気持ちは高ぶった。そんな佐々木朗に乗せられる形で、ハイレベルな投手戦を演じた。

初勝利はまたもお預け

 今季初勝利はまたもお預けとなったが、手応えを得た登板にもなった。「勝ち星は後からついてくるもの。しっかり、きょうみたいなピッチングを続けてできるようにしていきたい」。カード勝ち越しを導いたエースの言葉は頼もしかった。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい