ファイターズ
2021/09/16 14:16

上沢 省エネ投球で勝つ!

投球スタイルを見直し、きょうの西武戦に先発する上沢

ゾーンで勝負する! 日本ハムの上沢直之投手(27)がきょう16日の西武戦に先発登板する。直近2試合で球数を多く要している反省を踏まえ、「強い球でコース内で勝負する」とテーマを掲げた。最低限の目標としている2桁勝利まで残り2勝。獅子打線を封じて、王手をかける。

 勝利の鍵はベース盤の上にある。きょう先発予定の上沢は「最近ちょっと早いイニングの段階で球数をかけてしまうことが多かった」と反省の言葉を口にした。
 序盤三回終了時点の球数は8月31日のオリックス戦が53球。前回登板の8日楽天戦は69球と立ち上がりに苦労している。打たれたくないとの心理が働き、慎重になりすぎた部分があった。「早い段階で決着が付いた方が、僕的にも楽だし、守ってる側もすごいリズムをつくりやすい」と野手陣への影響も考慮する。
 強い球を積極的にストライクゾーンへと投げ込んでいくことで、ファウルや空振りでカウントを稼ぐことができる。「もう少しベース盤の中で勝負できるようにしたいなとは思いますね。初球からどんどん思い切って」。後半戦に入り、直球の球威に手応えはある。大胆に攻め、省エネ投球を目指していく。
 開幕投手として10勝は通過点だ。「1年間投げさせてもらっている以上、そこは絶対クリアしたい」と力を込めた。きょうはエースの立ち上がりに注目だ。
(十島功)

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