ファイターズ
2022/03/11 14:16

新庄BIGBOSS 球宴に夢プラン提案 監督もファン投票を

オールスターの監督もファン投票! またも既成概念にとらわれない新提案を披露した新庄ビッグボス

 ビッグボスこと日本ハムの新庄剛志監督(50)が、オールスターゲームのファン投票に監督部門が新設されることを熱望した。現役時代、7度球宴に出場し、MVPに2度も輝いた経験があるお祭り男。例年は、前年にリーグを制したチームの監督が指揮を執っているが、ビッグボス提案の夢プラン実現へ期待が膨らむ。

 今年は7月26日にペイペイドーム、同27日に松山で開催される真夏の祭典。お祭り男として知られるビッグボスが新たな構想をぶち上げた。

 「オールスターの監督、今年からファン投票で選ばれないかな? そしたら燃えちゃう」とニヤリ。そして早くも「ガラガラで」とガラポン抽選器での先発オーダー決めを示唆した。

 例年は、前年優勝チームの監督が指揮を執るが、日本ハムは昨季5位。このまま引き下がるわけにはいかない。現役時代に球界屈指の人気者として球宴に計7度出場し、今でも語り継がれる名場面も生んだ。日本ハムに在籍していた04年、史上初の単独ホームスチールを成功させた。

 そんな指揮官だが、意外にも「ファン投票にはいい思い出がない」と苦笑いする。阪神時代の97年に打率2割台前半と不振ながら球宴に出場。打席に入ると、ファンがグラウンドにペットボトルを投げ込み、試合が一時中断した。

 「お祭りなのに先輩たちを待たせた。本当にグラウンドに穴掘りたかった」と意気消沈。広島の大野豊氏が掛けてくれた「これを乗り越えて、一人前、スターになるんだぞ」という言葉に救われた。

 「でもね、(打率)2割2分でも(球宴に)選んでもらえる選手がファイターズに何人か出てほしい。みんなを楽しませる企画を他球団もいろいろ考えてほしいな」。日本ハム、そしてプロ野球界を盛り上げたい―。ビッグボスの思いはシンプルだ。

あわせて読みたい