プロスポーツ
2022/03/09 14:52

レバンガ 桜井 38歳ラスト飾る

13日に39歳の誕生日を迎える桜井(中央)は連敗脱出を誓った

 4連敗中の東地区・レバンガ北海道はきょう9日、ホームの札幌・北海きたえーるで信州と対戦する。敵地での前回対戦は、前半に15点リードするも悔しい逆転負け。13日に39歳の誕生日を迎えるSF桜井良太は、約1カ月のリーグ中断期間中に「充実した練習ができた」と手応えを口にした。円熟味を増してきたベテランが、連敗ストップに貢献する。

 信州にリベンジして、自らの誕生日を前祝いする。中断期間中は「より実戦的な練習ができた」とリーグ再開に向けて着々と準備を進めてきた。5、6日の敵地・群馬戦は新型コロナの影響で中止となったが、「久しぶりのホームゲーム。しっかりとした戦いを見せたい」と白星を誓った。

 ベテランの力を発揮する。信州のPF井上裕介(39)とは同学年。「彼は元高校日本代表で、僕らの世代のスター。互いに頑張り続けているのはすごい刺激になる」。桜井だって負けてない。四日市工高時代に人気漫画・スラムダンクの登場人物になぞらえ、“リアル流川”と呼ばれたほど。「年齢を重ねて体は動かなくなってきているけど、技術や作戦の遂行力は上がっている」と、積み重ねてきた経験値には自負するものがある。

 38歳ラストマッチ。今季はここまでの29試合で27得点。「年を取ったからイマイチだね、というのは言い訳にならない。チームに貢献する姿を見てもらいたい」。いつものように泥臭い献身的なプレーで、約1カ月ぶりの勝利をたぐり寄せる。

あわせて読みたい