高校野球
2026/10/07 22:15 NEW

初の夏秋連覇狙う白樺はエース後藤健が自己最速148キロマーク 夏の甲子園では華麗な併殺で大バズり【秋季全道1回戦】

先発した白樺の後藤は自己最速と自己最長イニング数をそれぞれ更新した=撮影・井上浩明

■秋季全道高校野球 第1日(10月7日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)
▽1回戦 白樺8-2旭川明成


 

夏は遊撃手、秋は投手転向でエースに

 初の夏秋連覇を目指す白樺は旭川明成に8-2で勝利し、エース・後藤健投手(2年)が一回に自己最速を更新する148キロをマークするなど、6回1/3を投げて被安打5、9奪三振2失点にまとめた。今夏の甲子園では遊撃手として金井瀬那二塁手(2年)との併殺プレーで聖地のファンを沸かせたが、この秋はエースとしてチームをけん引する。

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スカウトが見守る中、公式戦2戦目

 1年前には遊撃手として決勝の舞台を踏んだ十勝の豪腕が、最上級生となった今秋はエースとして再び非凡な才能を見せつけた。NPB複数球団がネット裏に陣取る中、一回、先頭打者の4球目でいきなり自己最速をマークするなど、四回まで圧巻の完全投球。2点リードの七回1死満塁のピンチで適時打を打たれたところで後続にマウンドを託して遊撃に回ったが、公式戦先発2戦目で自己最長イニングを投げ、球数も最多の92球。「九回まで投げる準備はしておけと途中から言われていたので、コントロール重視で抑えながらではあったのですが、初めて長いイニングを投げたので、疲労は少し後半につれて出てきた」。次のミッションは九回まで一人で投げ切り、試合全体を支配することだ。

相手打線の傾向見ながら柔軟な投球

 真っすぐで押すばかりではなく、柔軟な投球も持ち合わせている。試合の序盤、相手打線が直球に対策してきていることを感じると、山田悠哉捕手(2年)と相談して、変化球の割合を増やした。「真っすぐはまだ初戦だったので慣れない部分はあった。しっかりコントロール重視で行って、落ちる球で三振を取れたというのは今後に生きてくるんじゃないかな」。ツーシームやフォークで次々と相手打線のバットに空を切らせた。

奇跡が重なったプレーも基礎が大事

 今夏の甲子園では1回戦の東日大昌平戦で1-1同点の八回に守備で魅せた。1死一、二塁で、強烈な打球はセンター方向へ抜けるかと思われたが、金井がスライディングしながら捕球すると、地面に突っ伏したまま、後藤へグラブトス。それを素手でつかんでそのまま一塁へ転送したシーンがSNSで大バズり。これには後藤も「今でも出てくることがあるので、ちょっと広がりすぎちゃったかな」と苦笑い。「正直言って奇跡が重なって起きたプレーだと思うので、あれが終わった後も監督さんからしっかりもう一回、基礎を見直してという話があった。あれはあれで良いプレーだったので、あれ以上のプレーがまたできるように基礎をしっかりやっていきたいと、金井とも話しました」。息の合った絶賛のプレーは、地道な基礎練習の反復を土台に築き上げられている。

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