《SHINJOの信条》うわさでは本当は好きだったと。愛情ある喝が多かった
■パ・リーグ25回戦 日本ハム―ソフトバンク(9月10日、みずほペイペイドーム)
試合前、取材に応じた新庄剛志監督(54)の一問一答は以下の通り。
―張本勲さんが亡くなった
「こんなに早く天国に行って…。でも僕に対してきついこと言っていました。僕はアメリカにいたので(直接は聞いていないが)、うわさでは本当は好きだったと。愛情ある喝が多かった。どこか、張本さんが出ている番組で僕が逆に『喝だ!』と張本さんに言ったら『はい』と言っていました。いつかは忘れたけど。(現役時代の)ファイターズに帰ってきた時かな」
―思い出の喝はあるか
「喝ばかりでした。サヨナラヒットを打ってもファインプレーをしても喝だった。目立つなと。目立つなの喝。だから愛情があるんですよ。そっちの喝は。僕はその番組をあまり見ていなかったから。長くやられていたんですよね、その番組」
―日本ハム前身の東映時代に多くの安打を放った
「そうなんですね。それはもう記憶にはないです。映像では巨人の時、ちょっとバットを寝かせてヒットを打つシーンは見ましたけど。3000本打ってるんですよね。野村さんも同じぐらいの年で天国に行って…。素晴らしい人生を送られたんじゃないかと思います」
―練習中、大塚に打撃指導を
「タイミングが遅い。タイミングをもうちょっと早く。いいバッターはそうでしょ。打つべき体勢ができている。育てたい一人ですね」
―山県にも
「叩きすぎると、バットが遠回りしすぎるから、インコースが詰まってサードゴロになる。あれはもったいないよと。バチンと打つタイプだから。バットの重さを利用して、ポイントを前にしてタンと打つ。それをつかんだら簡単に飛んでいくから。そのコツをつかんでと。バチンではなくて。トンと。外のスライダーとか、重さをトンと持っていけば、前に飛んでいく。俺も220本ぐらいしか打っていないから山県くんには言えないけど(笑)。俺はそうやって打っていた。外のスライダーを左中間に重さを利用して。むちゃくちゃ飛んでいくんですよ、回転がかかっているから。真っすぐはまた違う打ち方なんですけど。山県くんは意外と力があるから。ヘッドの使い方。今年はいいから来年。オフの間に力任せではなくて、ヘッドを利用する打ち方をやってみて、ということは伝えました」
―重いバットを使った方がいいのか
「大丈夫。もともと重いから。トンでいいですよ。俺、あまりスイングが速くなかったでしょ。ゆったり、ゆったりトン。(当時の指導者に)教えてもらったんですよ。ヘッドの使い方。ストポンと言われたんですよ。スライダーはヘッドの使い方やねん、この重さを利用してみい、めちゃくちゃ飛んでいくからと。それでやったら、バックスクリーンに放り込んだんですよ。1回でできるタイプ(笑)。これかと。ただボール球も結構、振っていたから。それを意識しすぎて。止まれば良かったんですけど。ツボに入ったらバチーンと。振らなくても、ポイントを前にさえすれば飛んでいきますよと。選手によって見方は変わってきますけどね。まあ、バッティングコーチではないから。横尾コーチからも許可をもらって。こう教えるよ、どう思う?と。これはこうした方がいいですよとか、言ってくれる。そっちタイプなんだと。それなら間を取ってこれがいいんじゃないとか、話し合いながら。さっき話したのは、2ストライクからのアプローチを変えない?と。どうしても1、2、3で振っていくから。水谷くんがボール球を振ったところとか。もうちょっと持ってきて持ってきてなんとかするみたいな。見極めを徹底しないかと。この間、ワイナンスから全然打てなくて。四回か五回ぐらいから徹底させたんですよ。チェンジアップだけに。これだけ、あとは全部、見逃して打てなくても俺たちの責任でいいからと。そうしたら、カンカラカンカラ打ってくれて。徹底なんですよ。やっぱり一番難しい球は真っすぐですから。捉えるのはプロでも難しい。緩い球をよーく見て打ち返そうやと言ったら打ってくれた。でもそれはなかなかできない。やっぱり真っすぐを待ちたいんですよ。バッターは。真っすぐ待ちの変化球になるから。それを、追い込まれるまではどちらかに。ファウルになったら切り替えて。いいスイングしたから次は変化球を待つとか。天才は真っすぐ待ちの変化球。そのさらに天才は変化球待ちの真っすぐですから。相当、レベルが高いこと。一番いいのは真っすぐ待ちの変化球で打てたら。調子いい時は見えて打てる。でもそれは4試合ぐらいしか続かない。確率の問題で、狙った方がいい。待てるか、待てないか。どうしても真っすぐでいったら、変化球は泳がされる」
―きょうの試合は絞るか
「言っていますけどね、ずっと。それでもできない。モイネロくんクラスになったら(両方は)待てない。これもこれもこれも、全部いいから。それこそ、絞って待たないといけない。モイネロくんの場合はバットに当てろやね。当ててみろ。そうすれば、どっか行くわいと。みんな打てないですから。マジで打席に立ってみたい、どんなボールか。(球速は)150キロですからね。平良くんみたいなスピードボールではないから。まあ、進藤くんのボールでも抑えられるんですから。(山崎)福也くんより速いけど(笑)。逆にほわーんの方が…。例えば、堀くんが2アウト満塁の場面。うちが1点勝っていて。いきなり122キロぐらいの真っすぐがきたら、打てなそうじゃない? キャッチボール並みの。それも一つの方法。柳川くんとかね。それは僕が指示しないといけない。それでいいからと。126キロのボールを投げてみいと。どうやって打ったらいいのか、分からなくなるから(笑)」
―あらためて、進藤をマウンドに上げたのは
「奈良間くんとどちらにしようか考えたんですよ。見てみたくなった。キャッチャーを代わるよと言った時、ベンチ前のキャッチボールですごいボールを投げていて。マウンドだと、どんなボールを投げるんかなと。なんならこうやって(キャッチングの動きから)いってほしかった(笑)」