札幌出身の平川紗知 2030年冬季五輪新種目・フリーライドで初五輪目指す
全日本4度Vスキークロスから転向
大自然のままの冬山の急斜面を滑り降り、難易度や独創性などで点数を競うフリーライドワールドツアー(FWT)の女子スキーで、札幌出身の平川紗知(35、Club ACLs)が、新種目に採用された2030年冬季五輪を目指している。札幌大谷高3年時からスキークロスに打ち込み、2013年に全日本選手権で初優勝するなど22年までに4度制覇。当時はスキークロスで五輪出場を目指していたが、22-23年シーズンからフリーライドに転向し、昨季は下部カテゴリの国内大会2試合に出場して、優勝と3位に入った実力者だ。
「オリンピックに行きたい」
今年7月7日、フランスのアルプス地域で開催される30年冬季五輪でフリーライドが新種目となることが発表された。スキークロスではたどり着くことができなかったが、再び夢舞台のスタート台に立つチャンスが訪れた。22年にFWTが国際スキー・スノーボード連盟(FIS)の傘下になったことで、平川は冬季五輪への正式採用を予想していたという。
「スキーの強いターンが強み。スキークロスを10年くらいやってきたので、キッカーを見た時に、このスピードで行ったらこれくらい飛ぶなという予測が大体できる。オリンピックに行きたい」と、4年後の悲願達成を見据える。
掛け持ちで働きながら遠征費を捻出
昨春、夫と新得町から洞爺湖町に転居。自宅ガレージを改装してパーソナルジムを開業した。夏場は、パーソナルトレーナーの仕事と、洞爺湖畔でのスタンドアップパドルボード(SUP)のレンタルなどを行うショップで働くアルバイトを両立。冬場は、ニセコビレッジのスキーインストラクターとして働きながら遠征費を捻出している。
「道具はスポンサーがついてくれて(揃って)いますけど、遠征費はギリギリです。キツいです。ユーロも高いですし、なかなか行けなくて、今は国内のレースに出ている感じ。年に1回くらいヨーロッパやニュージーランドに行ければ」。経済的には苦しいが、全ては長年目指し続けてきた五輪へ出るためだ。
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