高校野球
苫小牧工業・新エース漆沢が初完投 変化球は二つのカーブのみ「不器用なんで」【南北海道大会】
■全国高校野球選手権南北海道大会(6月21日、苫小牧・とましんほか)
▽1回戦 室蘭栄1-5苫小牧工業
秋、春と初戦敗退 新チーム初勝利
苫小牧工業は、この春エースナンバーを背負った漆沢拓己投手(3年)が室蘭栄打線を1失点に抑えて公式戦初完投。新チーム初勝利を挙げた。3年生は7人と少人数だが、主将の岡村明要(あいる)内野手(3年)を中心にチームをまとめ上げた。24日の2回戦では春の初戦で敗れた苫小牧中央とのリベンジマッチに挑む。
新チーム初勝利が懸かった重要な初戦で、エースが116球1失点のベストピッチ。「秋と春と1回戦で負けて、本当に悔しい思いをしているので、夏はなんとか勝ちたいという気持ちで挑んだ。まず1勝できたのは次につなげるために良かった」。最後の打者を三ゴロに仕留めると、目時直弥捕手(2年)とハイタッチを交わした。
「打てるもんなら打ってみろ」
エースに抜てきしてくれた小川真輝監督(45)の期待に応える投球だった。六回までは無失点で安打は2本のみ。それが七回、この試合初の四球で先頭に出塁を許すと、死球と内野安打で1死満塁。続く打者に右前へ運ばれ、1点返された。なおもピンチが続いたが、ここで「打てるもんなら打ってみろ」とギアが入り、自信のある直球で三振、投飛と凡退に打ち取り、追加点を許さなかった。
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