ファイターズ
《ハム番24時》島本パパ、至福の時 6月20日
前夜、エスコンフィールドには島本の夫人とまな娘らが応援に駆け付けていた。記者は、40番のユニホームを着て歩くお嬢さんを連れて帰る左腕のほほ笑ましい姿を見かけていた。一夜明け、試合前練習後に島本へその話を振ると、開口一番にこう返ってきた。
「かわいかったでしょ?」。思わずこちらも笑顔になった。普段はキリッとした表情で打者に向かっていく左腕も、この時ばかりは完全に〝パパの顔〟だった。
家族の北海道滞在はわずか1日。前夜に試合を観戦し、この日の昼には帰途に就くという。短い時間だったが、しっかり北海道を満喫したようだ。「おすしを食べに行きました。娘がめっちゃ好きで」。昨夜は家族揃ってすし店へ。愛娘の笑顔を見ながら過ごす時間は、何よりのリフレッシュになったことだろう。
ただ、楽しい時間はあっという間だ。今朝は娘が起きる前に球場へ向かったという。「きのうは寝かしつけて。きょうの朝はまだ寝ていたので。たぶんもう起きていると思うので、『なんでいないの?』ってなると思います」。そう話す表情には、少しだけ名残惜しさものぞいていた。
離れて暮らす父娘をつないでいるのは、子ども用の携帯電話だ。「どこ?どこ?ってね」。頻繁に連絡が来るそうで、「しょっちゅう来ます(笑)」と目を細める。「『今どこ?』って来るので、『北海道』って。そしたら『遠い』とか返ってくる(笑)」。何げないやりとりだが、たまらなくいとおしい時間なのだろう。
19日は登板機会がなく、愛娘にマウンドで投げる姿を見せることはできなかった。それでも「エスコン、めっちゃ楽しいと言っていました」。そう言った時の島本のうれしそうな表情が印象に残っている。パパの出番はなかったが、愛娘にとっては最高の北海道旅行になったようだ。