ファイターズ
郡司裕也 大海一人に背負わせない 望んで担う相談役兼イジり役「僕が言うしかないですよ」
■パ・リーグ10回戦 楽天2-6日本ハム(5月19日、エスコンフィールド北海道) 試合詳細はコチラ
日本ハムの郡司裕也捕手(28)が0-1の二回に試合をひっくり返す逆転の3号2ランを放って勝利に貢献。5勝目を懸けて先発した伊藤大海投手(28)をアシストした。今季、優勝の気運が高まるチーム。勝敗の責任を抱え込もうとする同学年右腕を気遣い、仲間として友人として側面支援を買って出ていた。
シーズン前に援護を誓う
伊藤は郡司にとって特別な存在だ。同じ中堅世代で、ファイターズのエースとして重責を担う姿に感化されていた。今年3月。シーズン開幕を前に「大海には今シーズン、15勝は最低でもいってもらいたいので。そのために勢いを付けたいですね」と援護射撃を強く誓っていた。
投手の心理に敏感な捕手の本能が働く。ひそかに伊藤の置かれた状況を気にかけていた。2年連続で最多勝のタイトルを獲得し、昨季は沢村賞も受賞。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場した日本代表「侍ジャパン」でも重要な役割を任された。期待値は限りなく高くなっていた。チームメートからも、首脳陣からも、ファンからも常に頼りにされる。それが宿命だとしても、重圧は計り知れない。漠然と、仕事場で気を休める時間や弱音を吐く相手が必要だと見ていた。