決勝点を呼ぶ縦パス通した家泉怜依 ミシャ時代からの居残り練習で「やっていることは違うけど…」
後半、ゴール前で体を張った守備を見せるDF家泉(手前中央)=撮影・北波智史
■J2・J3百年構想リーグEAST-B第7節(3月21日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)
▽札幌1-0甲府

2戦連続完封勝利に貢献しながらも
北海道コンサドーレ札幌は甲府をシャットアウトし、2試合連続のクリーンシートを達成した。磐田戦に続いて左CBとして殊勲の守備陣の一角を担ったDF家泉怜依(26)は、決勝点となったMF木戸柊摩(23)のゴールの起点にもなるなど、攻撃面でも大きくチームに貢献した。
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甲府に勝利し、笑顔で喜び合うDF家泉(右から2人目)ら札幌の選手たち
荒野の足元にピタリ
自陣深い位置からの長いグラウンダーパスが、甲府の選手たちの間隙を突いて、センターライン上のMF荒野拓馬の足元にピタリと収まった。ボールはFWティラパットを経由して、最後は木戸がミドルシュート。今季初の2連勝、そして待望の今季ホーム初勝利を決めた一撃となった。きっかけとなったのは、家泉の右足から放たれた糸を引くようなパスだった。「(ボールを)持ったときに、拓馬くんが良いところに顔を出してくれて。ちょっとギリギリだったんですけど、うまく通ったので、僕たちのやりたいことができてすごく良かった」と、ピッチを切り裂いた好パス披露に胸を張った。
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今では「縦パスが得意」と自信に
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札幌に加入した2024年、全体練習が終わった後のグラウンドには、いつも居残りでパス練習を行う家泉の姿があった。「ミシャさんのときも川井さんのときも、やっていることは違うけど、ああいうところに付けるパスであったり、結局最後にやりたいことは一緒なので。練習の成果が出て良かったと思います」。今では「縦パスが得意」と自信を持って言えるようになるまで成長。地道な努力が、着実に実を結びつつある。
守備に苦しんだ序盤のイメージ払拭
本職の守備では、序盤こそ甲府の波状攻撃に苦しめられたが、集中力を切らすことなく耐え抜いた。「前半の入りがちょっと危なかったですけど、しっかり修正して、我慢して守れた。相手のフリックやFWに付けてくるボールに対しても、しっかりとパワー持ってアタックできていた。チャレンジに対してサイドバックもカバーしてくれてたし、ボランチも付いていくところに付いていってくれたし、全体として良い形で守備ができていたと思います」。最後まで果敢に守備ラインを高く保ち続けた末に、手にした2戦連続完封勝利。守備崩壊に苦しんだ序盤戦の悪いイメージを払拭し、手応えと自信が芽生えている状況だ。
試合後、整列する札幌の選手たち
応援してくれる人を裏切らないよう
甲府のスコアを動かさないまま試合終了のホイッスル。その瞬間、大歓声がプレド内に響き渡った。「やっとホームで勝利できたし、負けすぎているので、ここから全部勝てるように。この状況でも1万人近くのサポーターが来てくれるので、その人たちを裏切らないように、もっと良い試合を見せていきたいなと思います」。苦しい時期を乗り越えての2連勝達成。近づく春の足音とともに、札幌の猛反撃が始まる。
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