田川知樹 2戦連続クリーンシートで〝受賞御礼〟だ 「何が何でも止めて勝たせたい」
セーブ練習で汗を流したGK田川=撮影・北波智史
■3月20日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
2試合連続クリーンシートで、今季ホーム初勝利をつかみ取る! 北海道コンサドーレ札幌のGK田川知樹(23)は、21日の甲府戦(プレド、14時キックオフ)で、7試合連続となる先発出場が有力。「明治安田J2・J3百年構想リーグ EAST-B 2月度月間ベストセーブ」を受賞するなど、勢いに乗る新守護神が、甲府攻撃陣から札幌のゴールマウスを守り抜く。
みんながシュートコースを限定してくれるおかげ
「すごく嬉しいです。ただ自分だけの頑張りではなくて、みんながシュートコースを極限まで限定してくれているおかげで、自分が止めやすくなっている。ああいうシーンは、今シーズンだけでもいくつもあるので、全員で守った結果、自分が賞を取れたという思いです」。富山に在籍していた昨季の2・3月度に続き、自身2度目となる月間ベストセーブの受賞。新たな勲章を手にしたことについて問われると、田川の口からは自身のプレー内容よりも先に、チームメートたちへの感謝の言葉が発せられた。
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先月28日の岐阜戦後半39分、ペナルティーエリア内正面からの強烈なシュートを左手一本ではじいたGK田川
受賞対象となったのは、ホーム開幕戦となった先月28日の岐阜戦(プレド、1●2)の後半39分のシーン。ペナルティーエリア内正面からの強烈なシュートを左手一本ではじくと、すばやく次のアクションを起こし、ゴール前に転がったボールをがっちりキャッチ。選考委員からは、シュートストップだけではなく、直後のシーンについても高い評価を得た。「できるだけシュートやクロスをマイボールにしたい思いがあって。はじいちゃうと、もう一度相手に攻められる可能性もあるので、セカンドリアクションのところは自分でも特に意識していて。そういうところは自分の得意な部分でもあるので、それがスムーズに出たシーンでした」。自身のストロングポイントを大いに発揮できたことに胸を張る。
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プレド初体験で感じたことは…
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受賞シーンが生まれた岐阜戦で、田川は初めてプレドのピッチに立った。「すごく良いスタジアムだなというのがまず第一。サポーターの声援がかなり響きますし、雰囲気もすごく良い」と、自身の新たな本拠地の感触を説明する。全体が屋根に覆われているため、場内の音が響き、プレーヤー同士の声が届きづらくなる側面もあるが、「声が通りづらいというのは、僕たちからすると嬉しいというか、サポーターの皆さんがたくさん入っている証拠」。むしろその状況が発生することに強い期待を寄せる。
宮の沢で調整したGK田川=撮影・工藤友揮
自分のコーチングがしっかり伝わるように
「だからこそ、その中で届ける声量、声の質というところは日頃から意識しています。ディフェンスラインに自分のコーチングを伝えるのは本当に大事。どれだけ大きい声の中でも、しっかり伝わるようにと意識しているので、全然問題ないですね」。すばやい反応でシュートを止める手、正確なキックで攻撃の起点となる足、そして味方を統率し、鼓舞する大きな声。まさに〝全身全霊〟で札幌ゴールを守り抜く覚悟だ。
前節の磐田戦でも、決定的なシュートを左手一本ではじき飛ばすなど、札幌加入後初となる完封勝利に大きく貢献した。「練習でうまくいっても、試合で結果が出ないと、なかなか自信につながらない。その中で前節は勝ち点3とクリーンシートが初めて取れたので、まずは自信になりました」。待望の成功体験を機に、心身共に上昇カーブを描きつつある。
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「チームとして必ず無失点に抑えることを心がけています。特に自分は最後にチームを救えるポジション。何が何でも止めて勝たせたい」。場内が悔しさに包まれたホーム開幕戦から約1カ月。田川が甲府攻撃陣をシャットアウトし、今度こそプレドに歓喜の嵐を巻き起こす。
