山崎福也 適性見込まれ配置転換の可能性浮上 中継ぎ準備も「やりがいがある」
リリーフ転向も視野に入れる山崎=撮影・松本奈央
完全リリーフに新庄監督も高評価
日本ハムの山崎福也投手(33)がリリーフへの配置転換も視野に入れて、開幕に備えている。11日の試合では七回から救援し、1回をわずか6球で三者凡退に抑えた。FAでオリックスから加入して3年目。春季キャンプから先発で調整してきたが、新しい持ち場の仕事にも意欲を見せた。
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直球をベースにストライクゾーンで攻めて、危なげなく3人で斬った。今回の静岡遠征から中継ぎ要員に組み込まれているが、役割変更に不安はない。新庄監督は「(球速は)145キロでした。中継ぎの方が速いですね、やっぱり。向いてそうな気もしますけど、かなり」と高く評価した。
11日の楽天戦、七回に3番手で登板し、1回をパーフェクトに抑えた山崎
自他ともに認める順応力
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先発のコマが揃っている。ローテーションの4戦目までは伊藤、北山、達、有原が内定。残り2枠を山崎のほか、細野、加藤貴、古林、金村、福島らが争う構図になっていた。新庄監督は高い資質を備えた先発が多い現状に触れ「中継ぎに回ってもらう投手も出てくる」と見通しを口にしていた。経験豊富な山崎は中継ぎへの適応力があり、配置転換の候補として白羽の矢が立った。加藤投手コーチは「いろんなことを想定して、開幕した時のためにいろんな準備をしてもらう」と説明した。
昨季の終盤、一時的にリリーフへ回った。CS(クライマックスシリーズ)ファイナルでも2度、救援登板して無失点に抑えていた。オリックス時代から中継ぎの経験があり、イニングまたぎやロングもこなせる。春季キャンプの終盤にはチーム事情を察した上で、先発以外の役割を漠然とイメージし「去年のこともあったので、僕が中継ぎに回る可能性があるかもしれない。先発にこだわっていないですし、リリーフもやりがいがある」と胸の内を明かしていた

新球携えて粉骨砕身
キャンプ中には、臨時コーチを務めた中日OBの山本昌氏からスクリューを教わり、習得を目指して精力的に取り組んできた。実戦で試した結果、「使えると思います」と一定の手応えを得ていた。新球は、中継ぎに回ったとしても武器になる。
今年のファイターズは、若手の成長と補強により、かつてないほど戦力が充実。どのポジションもハイレベルな生存競争が繰り広げられている。山崎もそれを十分に理解しており「勝利に貢献するためなら、どんな仕事でもやります。頑張るだけです」と決意表明。優勝を知るベテラン左腕の能力や思考は、チームを救うピースとなる。
11日の楽天戦、七回に3番手で登板し、1回をパーフェクトに抑えた山崎=撮影・北村史成