冬季スポーツ
2022/01/21 14:30

男子1500 白樺・林 大健闘2位

自身初のインターハイで2位と大健闘した白樺の林

■全国高校スケート・アイスホッケー 第3日(20日、青森・YSアリーナ八戸ほか)

 男子1500メートルで初出場の林拓磨(白樺2年)が1分52秒44で2位。全国舞台で自身初めて表彰台に立った。18日の5000メートルで6位に沈んだ悔しさを晴らした。アイスホッケーは準決勝までが行われ、2年連続5度目の優勝を狙う武修館と3年ぶりの日本一を目指す駒大苫小牧が決勝に進出した。

和田監督の指導で急成長

 白樺の林が自身初のインターハイで2位と好結果を残した。「本当は優勝を目指していたんですけど。でも自分が持っている力は出せたかな」と納得の表情を浮かべた。
 最終滑走で、優勝した井出雄斗(長野・小海3年)と同走した。持ちタイムで4秒以上の差がある相手だったが、182センチの長身を生かした長いストライドでスタートから食らいついた。
 最初の300メートルを8位で通過すると、2周目に4位、3位と徐々に順位を上げていった。昨季まではコーナーでの左足の蹴りが、斜め後ろに流れてしまい、うまく氷に力を伝えることができなかった。和田貴志監督からのアドバイスで「体の真下で氷を押せるように」とフォーム改造に着手。未完成ながらも推進力が増した。
 清里町出身。「自分も世界を目指す」と強豪の門を叩いた。最終日に出場予定の団体追い抜きでは「優勝を狙いたい」。昨年、5連覇を阻まれた男子学校対抗で、2年ぶりのタイトル奪還をけん引する。(西川薫)

女子1500 真野 3位も反省

○…一昨年の1000メートル女王・真野美咲(山形中央3年―中札内中)が1500メートルで3位に食い込んだ。「コーナーのリズムが悪かった。狙っていた大会で勝ちきれなかった」と悔やんだ。地元を離れて強豪校へ進学した。「すごく濃い3年間。いろんな経験をした。考え方が変わった。『自立と自律』。(山形)中央でしか学べない。間違ってなかった」。今春から日体大へ進み、さらなる飛躍を期す。

 

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