伏見寅威の衝撃回答に山崎福也もビックリ!?「道新スポーツ(記事化を)お願いします!」
伏見(右)がお揃いでプレゼントしたという眼鏡をかけて笑顔の山崎=撮影・松本奈央
〝さちとら〟の初対面はトイレ
日本ハムの山崎福也投手(33)と、来季から阪神でプレーする伏見寅威捕手(35)が22日、札幌市内でトークショーに出演した。オリックス時代からバッテリーを組んできた2人ならではの数々のエピソードを語ると、クイズコーナーでは伏見が衝撃的な回答を披露。会場に詰めかけた大勢のファンを喜ばせた。

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山崎がプロ入りした2015年から、2球団で通算10年間、一緒にプレーしてきた2人。出会いはオリックスの神戸の寮の思わぬ場所だったそう。「トイレに行くのも緊張していたんですけど、僕が最初にいたら、寅威さんが入ってきて。あの…しているじゃないですか(笑)。その時に、(軽く)あいさつしたという感じで。で、終わった後にしっかり(あいさつをして)。最中でも無視したら、まずくないですか(笑)」と初対面エピソードを明かした。
勝負時が重なった2人
そんな2人が本格的にコンビを組み始めたのは20年のこと。伏見は捕手以外での起用が増え、山崎も先発ローテの当落線上にいた時期だった。「当時は若月がメインで出ていて、1週間ずっと出ていたらしんどいから、福也の時に行けよ、みたいな感じだったんです。僕も燃えていたし、福也もローテーションを守るためにすごく燃えていて。1週間に1回のチャンスをものにするために、めちゃくちゃ打ち合わせしたのを、すごく覚えています」(伏見)と、〝さちとら〟バッテリー結成時の秘話を振り返っていた。

誰もが耳を疑ったベテラン捕手の答え
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〝事件〟が起きたのは、2人が4択クイズの正解数で勝敗を競うゲームコーナーでのこと。北海道出身ではない選手を「玉井、福島、杉浦、根本」の中から当てる問題で、山崎が「福島」(青森県出身)と正解する一方、伏見が選んだのはまさかの「玉井」。最初は問題文の読み間違いが疑われたが、「(出身地が)分かんないです、玉井の」と発言すると、会場内には悲鳴交じりの驚きの声が響き渡った。

正解が発表されると、伏見は「玉井、北海道ですか?」と、さらに傷口を広げた。佐呂間町出身であることが告げられると、「そうなんですね。玉井がこの場にいてほしかった(苦笑)」、「記事にしてください。玉井、ゴメン!道新スポーツ(記事化を)お願いします!」と声を張った。伏見の回答が本気なのか、またはボケなのかは不明だが、正解を書いた山崎が自身の回答を疑うほど、カオスなシーンとなった。

互いにエールで大団円
終盤では、トレードで移籍する伏見に対して山崎が、2人揃ってヒーローインタビューを受けた際の写真をプリントしたケーキをプレゼントするというサプライズを披露した。
フィナーレで山崎は「(移籍に)すごく悲しい気持ちはあるんですけど、野球以外のところでも会えるようにと思っているので、まだまだこれからもよろしくお願いします」とあいさつ。伏見は「福也はこれからエースとしてファイターズを引っ張っていってほしいですし、若いキャッチャーをどんどん成長させていってほしい」と〝相棒〟にエールを送った。
山崎(左)がサプライズプレゼントで用意したケーキに笑顔の伏見