【一問一答】清水優心 伏見に感謝し後輩には宣戦布告「鼻が半分ぐらい伸びているので、へし折ってやりたい(笑)」
契約更改を終えた清水優=撮影・近藤裕介
リスタートを期すプロ12年目シーズン
日本ハムの清水優心捕手(29)が15日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で契約更改交渉を行い、400万円ダウンの年俸2000万円でサインした(金額は推定)。一問一答は以下の通り。
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―サインはしたか
「サインさせてもらいました。ダウンです」
―今季は大変なシーズンだったと思うが、振り返って
「そうですね。去年同様、本当に1軍の戦力になれませんでしたし、苦しい1年になったんですけど、またこうやって契約してもらえたということで、本当に来年、ファイターズ優勝のピースに少しでもなれればいいと思います。吉村さん(チーム統括本部長)とも話して、来年は本当に優勝して、(優勝旅行で)ハワイに行きたいですという話をさせてもらったので。戦力にならないとハワイにも行けないと思うので、戦力になってチームメートみんなでハワイに行けたらなと思います」
―自主トレは毎年、阪神の梅野と合同でやっている。今年は
「今年も梅野さんに連絡させてもらって、またやらせてもらうことになりました」

―来年の1月からか
「はい、1月です」
―球団から言われたことは
「人間的に成長しているというふうには言ってもらいました。今年は1軍に1回も上がっていなくて、査定するところが全くない中、そういうところは評価してもらいました。2軍ではありましたけど、毎日、暑い中でやるのは本当に大変でしたけど、若い選手がたくさんいる中で、僕が(来年には)30歳というところで、(手を)抜いたりしていたらダメだと思いますし、そういう人間的なところは球団の方も見てくれて、そういうところは見ているよと言ってもらいました。そういうところも、僕は若い子よりは経験していると思うので、若い子といろいろ話しながらやれたらいいなと思います。そんなに大した成績を残したりはしていないので、少しでもいろんなところに目を向けて、後輩の若い子たちと一緒に、まだまだ野球がうまくなっていければなと思います」
―今年、プロに入って初めて1軍出場がなかった。一番難しかったところ、要因は
「自分自身、1年間ずっと迷いながらじゃないですけど、何かずっと中途半端な、気持ちの面も難しいところもありましたけど、一番は技術的なところでしっくりくるところが一つもなかった。それは本当にこの12月、1月でいろいろと、来年30歳なので、またイチから考えようじゃないですけど、今までのことをちょっと一回捨てて、新たなことに、いろんなことに挑戦していきたいなと思います」
―挑戦するポイントは
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「まずは打つ方で、いろいろと。愛媛の方に動作解析にも行ってきましたし、そういうところで出た課題であったり、そういうことには取り組んでいけたらいいと思っています。守備の面ではキャッチングとか、ワンバン(ワンバウンドの対応)は自分の中では、この年ですけど徐々に成長しているなという感じがするので、そこはどんどん伸ばしていけたらいいと思います。スロー(スローイング)はもっともっと、アナリストの方とかとも、投げる位置と速度、強さがいいと阻止率も良くなるというふうに話をさせてもらったので、そういうところに重点を置いて、本当に今までのことを一回ちょっと取り除いて、新しいことをやっていけたらいいなと思います」
―伏見が移籍した。チームの中でどういう役割を果たしたいか
「(伏見)寅威さんが移籍して、チャンスも増えると思います。その中で、やっぱり勝たないと優勝できないと思いますし、ソフトバンクを倒すのはもちろんなんですけど、ほかの4チームもいるので、勝つところに貢献できれば良いと思います。キャッチャーはやっぱり、勝ちということにはすごく絡んでくると思うので。その面においては、寅威さんは本当に勝つことを知っている。そういうのはすごい、見てて勉強にもなりました。オリックスで優勝もされている人だったので。キャッチャーは、勝ちに特に反映されるというか、バッテリーはすごい大事になってくると思うので。いろんな先発ピッチャーがいますし、いろんな抑えピッチャーもいますし、そういうところでちょっと困ったりした時でも準備して、勝ちに貢献するというところかなと思います」
―もう一度、1軍で100試合以上出られれば
「それがベストですけど、1軍で野球をやることが野球選手として一番。1軍で出てなんぼだと思います。2軍にいてはいけないと思うので。1軍で試合に出ることが僕たちの、プロ野球選手としての仕事だと思うので。1軍で1試合でも多く。3桁試合数がもちろん、大事だと思うんですけど、本当に1試合でも多く出られれば、一番良いと思うので。一試合一試合に出て、少しでも貢献することが大事かなと思います」
―CS(クライマックスシリーズ)はどのように見ていたか
「僕もフェニックス(リーグ)に行って準備はしていたので、見ていました。ソフトバンクに2連勝されて、ちょっと(3連敗で敗退した)昨年と一緒かなと思ったんですけど、ああやってまた違う、粘りじゃないですけど、見せていたので、ソフトバンクとの差は縮まっているなというのは思いました。ファイターズのことだけじゃなくて、ソフトバンクのことも見て、僕も仲良くさせてもらってるんですけど、海野とか、僕の1個下ですけど、本当に考えて野球やってるなと。相手チームながら、テレビ越しで見て、勉強させてもらいました。本当、最後のレイエスを三振に取ったとことか、郡司を三振に取ったところとか、配球でうまく打ち取った感じだったので。そういうところは見て、ああ勉強になるなと思って見ていました」

―伏見との会話の中で、思い出せるエピソードは
「言葉というよりは、(伏見は)本当にいろんな打者を見ていたので、そういうところは勉強になりました。投手とのコミュニケーション能力は本当に高いなと思って見ていたので。僕も仲良くさせてもらっていましたけど、本当に良い勉強、見て良い勉強を3年間させてもらったので。寅威さんはもう移籍したので、そこはチャンスと捉えて、僕がその場所を、じゃないですけど、寅威さんみたいな、じゃないですけど、寅威さん以上のピースになれればなと思います」
―捕手最年長になる
「そうですね、一応。まだでも30歳なので、まだまだ僕も若いと思っていますし、どんどんがむしゃらにやっていければいいと思っています。キャッチャーのポジションは1つなので、みんなで競い合って、争ってやりたいなと思います」
―1軍に行けば、若い選手の刺激になる
「まあ、進藤が最後の方、クライマックスも出て、だいぶ鼻が伸びていると思うので(笑)。その鼻をへし折ってやりたいなとは思いますけど。あいつもモイネロからヒットを打って、ちょっと勘違いしているかなと思うので(笑)。チームを見ていたら、やっぱり進藤、田宮を伸ばしていくという、そういうのが見えますし、僕も若い時はそうやってやってもらっていたので、そういうのは伝わりますけど、そううまくはいかんぞと。特に進藤は、ちょっと鼻が、半分ぐらい伸びているので、へし折って、まだそんな甘くないと分からせてやりたいと思いますね(笑)」
―そういう先輩の存在は大きい
「僕が(最初に試合に)出た時は大野さんだったり、市川さんだったり、本当に高い壁があったので、そういう人たちを見てマネしていました。(捕手は)1人しか出られないので、そこを必死に自分は取っていければいいなと思います」
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